ワンダーな未知との出会いの旅ガイド

  • 神戸 港町旅情

    港の見える丘・異人館・中華街と共通点が多い神戸と横浜ですが、長く都があった関西の貿易拠点・神戸の歴史ははるかに古く、朝鮮半島に百済や高麗という王国があった時代から交易の経由地として栄えていたようです

     平安末期には日宋(当時の中国)貿易の拠点として整備され、その莫大な利益が『平氏にあらざれば人にあらず』と、天皇家を凌駕するほどの権勢を誇った平清盛の権力基盤になっていたとか

     1868年、幕末に神戸港として開港するとインフラの整備が進み、第一次大戦後は上海・香港・シンガポールと並ぶアジアの貿易港として発展を遂げた歴史が有ります

     この異国情緒あふれる港町を約80年の間に2つの悲劇が襲います、1つは第二次大戦中の神戸大空襲、もう1つは阪神・淡路大震災です、今回ブログを書きながら資料を読んでいて、野坂昭如氏がこの空襲の体験を書いた短編小説を元に制作されたのが、アニメ映画の名作『火垂るの墓』だと知りました

     若い頃震災前の神戸に旅行に来て、お洒落な街をただ楽しんだ思い出が有りましたが、その時以来の神戸は当時の面影を残しつつ、より逞しい街へと変貌した様な印象が有ります

     やはり震災でダメージを受けたとの事ですがあれから約30年、異人館ご三家とも言える『風見鶏の家』『萌黄の館』『うろこの家』も健在でした

    全て坂の上に有るのでどちらも素晴らしいハーバービューですが、とりわけ『うろこの家』は絶景が楽しめます、ただし坂道がとてもキツイので、心して登ってくださいね

     もともと坂の多い場所なのでタウン歩きも体力が必要、休憩も兼ねてグルメでエネルギーチャージ、インバウンドにも人気の神戸牛はディナーになると更に高くなるので、街歩きの途中にランチで楽しむ事に、多くのお店の中でも老舗の風格漂う『和黒』へお邪魔しました

    お店の説明にプライドが滲みます
    大半がインバウンド

    注文をすると直ぐに今日の主役が木のお皿に乗って登場しました、これから頂く前にしっかりと目に焼き付けます、ランチコースはスープとサラダ・デザート付き

    初めてお肉を美しいと思ってしまいました

    全て目の前で料理をしてもらえるので、お肉の香ばしい香りが漂って待ち遠しいです、絶妙な焼き加減で目の前のお皿へスライディング、このマンツーマンのおもてなしがステーキの醍醐味

    お皿には向かって右から黒胡椒・あら塩・マスタード、お好みでとの事ですが、先ずはシンプルにお塩で頂きたい、ん〜〜〜言葉が出ません、牧場の方々、お料理してくれたシェフ、全員に感謝感謝です

    その後は色々な焼き野菜が続いて、コースの終わりは最初に切り取って置いた脂身を強めに焼いて、その脂で野菜を仕上げる中華炒めのようなお料理でラストになりました、脂身が野菜にコクを加味してくれて、お肉の一片も無駄にしないコースの流れを見ているのも楽しい時間でした

    コースにドリンクが付いていたのですがここでは紅茶にして、コーヒー党の私達は神戸での思い出の1杯の為に別のお店に移動、戦後間もない頃極上の1杯をとの思いで、女性店主が始めた『にしむら珈琲店』へ

    私は1つの果実に1つの豆(通常は2つ)という栄養を凝縮したコーヒー豆、ケニア産の希少なピーベリーを注文しました、香りとコクがグルメの後味を爽やかに彩ります

    老舗感のある店内、スイーツも充実しています

    一度ホテルに戻ってチェックイン、再び夕食のため17時ごろ中華街へ繰り出しました

    横浜中華街・長崎新地中華街と並んで日本三大中華街の一つ神戸の南京町、東西270メートルのコンパクトな中華街で、見て回るだけなら1時間あれば十分だと思います

    通りの東の入口長安門から散策スタート、南京町のシンボルである長安門は日中両国の平和と友好を願って、貴重な大理石「漢白玉」に約100人の工程師が約1年半かけて、柱に無数の龍と雲の彫刻が施されています

    昼よりも夜の中華街はお店の照明が華やかで歩いているだけでも楽しい

    南京町名物は老舗中華料理店もありますが、なんといっても食べ歩きパラダイス、南京町がテイクアウトストリートになったのは1995(平成7)年の阪神・淡路大震災がきっかけ、ライフラインが停止して厨房が使えなくなったため、プロパンガスとポリタンクの水を使って点心のテイクアウト販売を行ったところ、それが評判を呼んで名物になったとか

    みんなが精一杯生活を立て直そうとした努力と知恵が、今は楽しい食文化の街を創り出し旅行者や地元の人で賑わっています

     私達は明日朝早く出発する予定で、ゆっくりホテル朝食を楽しんでいる時間がないので、焼き小籠包とビーフンの有名店『YUNYUN』のテイクアウトを朝食代わりに買っていく事に

    すでに行列ができてます
    大鍋で小籠包が焼かれます、数えようとして断念

    焼き小籠包と焼きビーフンを両方ゲットした後は、南京町で約50年の歴史がある広東料理の老舗『昌園』へ、神戸牛ランチの後なので軽めに頼んで主人と取り分けます

    老舗と言っても比較的リーズナブルな点心や定番の中華料理が中心、しっかりディナーでもおつまみとお酒という時でも、幅広いニーズに合わせてくれるお店です、頼んだのは店名物ゆば皮春巻き、空芯菜の炒め物、海鮮スープそば

    海老とお肉の両方がしっかり湯葉に包まれてます
    港町らしく魚介が全て大きくて美味しい

    次の日の朝、『YUNYUN』のテイクアウトで簡単朝食、食べ歩きに適したサッパリと食べやすい小籠包とビーフンでした

    今日は震源地となった野島断層の取材の為に淡路島へ、その詳細は主人がブログの記事にしています、今回の旅で実際被災した方と話す機会があり、日本には地震を免れる場所は何処にもない、自分達が無事でいられたのは運の良さだったと、でもその運を少しでも高めるために防災の知識と有効な対策が必要との事でした、改めて日々防災意識を持って生活していこうと気持ちを引き締めるきっかけになりました

     旅の終わりに訪れた淡路島の丘陵地帯に広がる『あわじ花さじき』で、復興を遂げた神戸の街を祝福するように色とりどりの秋桜が風に揺れていました

    遠くにうっすら明石大橋と神戸を望める絶景スポット

  • 豊かな歴史のある修善寺で紅葉と蕎麦を楽しむ

    伊豆の修善寺は、弘法大師の開山と伝えられ、真言宗から臨済宗を経て曹洞宗へと変遷した寺院ですが、金剛界大日如来坐像を本尊とし、今も不動明王の前で真言密教の修法である護摩祈祷が行われます。

    修善寺温泉についての言い伝えによれば、桂川で年老いた父親の患部に川の水を掛ける親子を見かけた弘法大師が、持っていた独鈷で岩を砕いたところ、熱湯が湧き出たとのことです。「独鈷の湯」として名所になっています。

    独鈷の湯
    桂橋
    竹林の小径

    源頼朝が平氏から助命されて伊豆に流されて以来、修善寺は源氏との縁も深く、謀反の疑いで幽閉され殺された源範頼の墓のほか、北条政子が修善寺に寄進して建てられた指月殿の隣には、北条氏と比企氏との争いの中で非業の死を遂げた鎌倉第二代将軍源頼家の墓もあります。

    源範頼の墓
    源頼家の墓
    北条政子の寄進で建てられた指月殿

    夏目漱石は明治43年、病気療養のため修善寺温泉の菊屋旅館に滞在し、一時危篤状態に陥りましたが、その後帰京できるまでに回復しました。菊屋旅館は高台にある「虹の郷」の日本庭園に移築され、夏目漱石記念館として公開されています。

    夏目漱石記念館
    夏目漱石記念館の内部

    私たちは紅葉が盛りの11月下旬に修善寺を訪れ、車で15分くらいにある「浅草じゅうろく 修善寺はなれ」で昼食をとりました。浅草の名店だけあってこちらも人気店で、金曜日の昼、45分間外で待ってようやく店に入ることができました。蕎麦粉8割、小麦粉2割の弾力のある二八蕎麦から、2×8で「じゅうろく」の名前になったとのことです。ちなみに、江戸時代末期には、江戸や上方の蕎麦の値段は16文だったそうです。

    一般に現代の蕎麦は品種改良されて効率よく収穫できるものが使われますが、この店では、豊かな味と香りの福井県丸岡の在来種の蕎麦を使っています。また地元産の最高品種「真妻わさび」と胡麻のみを薬味に使います。わさびは、つゆに入れず蕎麦につけることで味や風味がよくわかります。また、天せいろの天ぷらは、肉厚の椎茸や厚切りさつま芋などを楽しみました。

    修善寺は歴史、文化、グルメの揃った、大変魅力のある街です。是非お出かけください。

  • 秋の三連休 両国へショートトリップ

    都内でもあまり行ったことがない両国、今日は主人が以前から訪れたいと言っていた東京都復興記念館を見学するのが主な目的ですが、やはり旅気分も楽しみたい
     駅を降りて先ず『赤穂浪士討入』のまさに現場となった吉良邸跡に向かいます、吉良邸までの小路にも両国らしい名前が

    歩いて3分ぐらいで時代劇に出てきそうな塀が見えてきます、吉良邸は広大なお屋敷だったものが討ち入りの後没収されて、戦後地元両国有志の尽力で貴重な旧跡が維持される事になりました

    吉良上野介の御首級を洗ったと言われる井戸

    吉良邸跡地の中に本人が生前作らせた木製座像のレプリカが有りましたが、映画やドラマのような悪役顔ではなく、清和天皇の末裔らしく上品で優美な面立ちの人です
    実際愛知県にある吉良家の領地では、治水や塩業の発展に努め名君と慕われたそうで、もし当時現代のような裁判が行われたらそれなりの言い分があったかも知れません
    吉良邸の後は討ち入りで本懐を遂げた四十七士の集合場所となっていましたが、お寺が幕府をはばかって入門を拒否した回向院へ
    とてもスタイリッシュで現代的なお寺ですが大河ドラマ『べらぼう』の山東京伝や鼠小僧のお墓が有ります
    山東京伝は当時のベストセラー作家、おまけに絵画も得意で挿絵も自分で描き、後に小物販売店でも大成功をおさめる商才がありとても多芸多才な人だったようです
     そんな江戸後期の文化・芸術・商業を具現化したような人生でしたが、本人の希望で墓石には一般的に知られていたペンネームではなく本名の岩瀬醒(いわせさむる)の名前が刻まれています
     前もって調べていたので何とか見つけましたが、特別案内板もなく目立つお墓では無いのが逆に驚きでした、波乱に富んだ人生だったようなので、眠る場所は静かで安らげる場所をと考えたのかも知れません

    11月も終わりに近い薄曇りだったので、東京でもそこそこ寒さを感じます、やはりここは相撲の本拠地、この日は九州場所の千秋楽で、国技館でもイベントがあったらしく、有名ちゃんこ屋さんの予約は苦戦しましたが、何とか『ちゃんこ霧島 両国江戸NOREN店』で押し切りました
     両国駅横、江戸のフードテーマパーク『江戸NOREN』の中にある元大関霧島が運営するレストラン

    本物サイズの土俵 思っていたより小さいと感じました

    九州場所に因んで11月限定、『塩白湯 水炊きちゃんこ鍋』をあらかじめ予約、しっかりとしたコクのある白湯の中に、具材(地鶏・野菜・豆腐・薄揚げ・紅葉麩)が所狭しと並び、豪快な火力で煮込まれて15分もすれば食べ頃に

    湯気と沸騰したスープで中が見えません

    シメは雑炊・うどん・ちゃんぽん麺から選べます、私達ははうどんを選択

    鶏ガラと豚骨がベースの濃厚なスープは陸奥部屋直伝だそうで、濃いめの味が素材に染み渡って、この鍋一つで全て必要な栄養が摂れます
    身体が資本の関取が忙しい稽古の合間に自分達で作って食べる、まさに時短バランス栄養食、家でも作ってみたくなりました
    お店の中で取り組みが映っていたので今開催されている九州場所かなと思ったら、霧島関の現役時代の映像で相撲に詳しくない私でも小錦・横綱大乃国等懐かしい力士との取組が流れています

    こんな所も相撲の聖地ならではの表現が面白い
    東京場所が無くても風格があって賑やかな国技館

    まだ時間があったので、両国駅から歩いて約7分の『すみだ北斎美術館』へ、北斎生誕地の側に現代的な建物が目を引きます

    生い立ち、人物画から風景画まで縦横無尽の画業の変遷を観ながら、レプリカですがやはり印象的なこの1枚

    個人的に印象に残ったもう一つ、版画では無い肉筆画で87歳の作品『鍾馗(道教の魔除けの神様)図』、中国絵画や武者絵の画法も学び迫力と親しみやすさのある姿に見入ってしまいました

    美術館横の公園からスカイツリーが望めます、今北斎が生きていたなら、スカイツリーと富士山をきっと描いてくれたと思います

    帰り道のマンホールにも北斎が


  • 阪神・淡路大震災を学ぶ

    野島断層保存館、人と防災未来センター

    1995年1月17日に起こった阪神・淡路大震災は、戦後経験したことのない大きな災害でしたが、それでも鉄道関係者は最悪を免れたと感じました。地震発生は5時46分、激しい揺れによって兵庫県内では新幹線の高架橋も落橋しました。しかし新幹線の営業運転は6時以降となっているため、かろうじて大事故を免れたのです。この落橋の教訓により、その後新幹線を中心に耐震補強工事が大きく進みました。東北新幹線などの橋脚には、せん断破壊を防ぐ補強材が巻かれています。

    東北新幹線の橋脚の補強


    この地震は、直下型地震でした。このタイプの地震は、海洋から動いて来るプレートによって大陸プレートが圧縮され、大陸プレート内部の岩盤が破壊されて起こります。そのプレート内で、長い間に繰り返し動き、これからも活動すると考えられる断層が活断層です。この地震は、淡路島北部の野島断層という活断層、深さ16kmが震源でした。動いた断層帯は、明石市、神戸市を通って西宮市まで伸びています。震源となった野島断層が地表に現れた部分はそのまま保存され、野島断層保存館として見学できます。

    野島断層保存館の外観
    野島断層保存館の入口
    破壊された道路
    断層は2段になって現れている
    断層の断面
    耐震構造のため断層上にありながら倒壊を免れた家がメモリアルハウスとして保存

    大地に横から加わる力は、長い間に地形を大きく変動させます。300万年くらい前からの変動により、隆起した部分は六甲山になり、沈下した部分は大阪湾になりました。
    阪神・淡路大震災の地震で震度7となった地域は、ほぼ神戸市内に帯状に分布しています。この地域にも、戦前に建てられた木造家屋などが多く残っていました。震災による6,400人を超える死者のうち大きな割合を占めるのは、高齢者や女性を中心とした、家屋の倒壊や家具の転倒による圧死です。また、火災による死者も発生しました。

    神戸港のメリケンパークに保存された遺構
    神戸市北野の「萌黄の館」では、屋根上の煙突が落下して庭に刺さってしまった

    震度6から7の地震でも倒壊に至らないための建築基準が制定されたのは1981年でしたが、阪神・淡路大震災で倒壊した建物のほとんどはこの耐震基準を満たしていませんでした。しかし基準に満たなくても、基準の制定以前に建てられたものは「既存不適格」と呼ばれ、そこに住み続けることができます。これが大災害に結びついてしまったため、この反省から、耐震改修工事に補助金を出し、融資を行い、住宅ローンを減税するなど、耐震改修を促進する政策が強化されました。
    日本には地震が起きない場所はありません。これからも、大地震への備えを怠らず、対策を進めていく必要があります。
    神戸市にある「人と防災未来センター」では、大震災当時を追体験できるように、映像、ジオラマ模型、実物資料などが整備され、また体験フロアなどで防災の知識を幅広く習得できます。

    人と防災未来センター
    人と防災未来センター東館

    野島断層保存館
    〒656-1736
    兵庫県淡路市小倉177
    電話: 0799-82-3020

    人と防災未来センター
    〒651-0073
    兵庫県神戸市中央区脇浜海岸通1-5-2
    電話: 078-262-5050

  • 箱根宮ノ下のおすすめイタリアン

    素材をできるだけシンプルに調理した、ナチュラルでヘルシーなイタリア料理を提供しているのが宮の下にある『ソラアンナ』
    箱根を代表するクラッシックホテル『富士屋ホテル』を右手に見ながら、箱根湯本方面に向かって坂道を約100m下ると、通り沿いに箱根連山のイラストの看板が見えてきます
    箱根登山鉄道を利用するなら、宮ノ下駅からあじさい通りという急な坂道を2分程下り切ったすぐ右側、車で来るならお店に向かって左側に駐車スペースが有ります

    20歳前半頃から食材に近い地方リゾート地にお店を持つことを夢見ていたシェフが、関東近県で海と山の両方の良質な食材にアクセス出来るのは、ここだけとの確信で選んだのが箱根のこの場所
    3階建ての元八百屋さんを自分好みに改装し、約10坪の1階が店舗になっていて、お料理好きのお友達夫婦の一軒家に遊びに来たような雰囲気のお店です

    名前の由来はイタリアでの修行中にお世話になった、ローマを代表する女性料理人アンナ・デンテさんへのリスペクトから店名に付けたもの
    好評のジェラートはシェフがいろいろな種類を食べてみて、最も本場イタリアの味に近いと感じたクレマモーレ製の逸品を、テイクアウトコーナーで提供しています
    ランチタイムは2つのコースのみ、私達は3,850円のミニ前菜+前菜2皿+パスタ+デザート・カフェのシンプルなコース、メイン付きコース5800円〜は前日までに要予約、月曜以外にも不定休に休みが有るので、お電話してから伺う方が確実です

    暑かったので、シチリアのオーガニックレモンサイダーとオレンジジュースを頂きます

    まずはミニ前菜3種、赤パプリカと味噌マスカルポーネ・じゃがいもの冷製スープ・自家製ポップコーンのトリュフ塩
    味噌󠄀の強い塩味をマスカルポーネのまろやかさがクッションになって、意外な取り合わせがパプリカを引き立て美味しいです
    じゃがいもはクリーム等の+がなく本当に素材そのままの味、家庭で使う時じゃがいもそのものにしっかりしたコクがあると感じていましたがそれを活かしたスープ
    またポップコーンが洗練されたイタリアンになるのが驚き、シェフのセンスが光ります

    2皿目がスペイン産栗豚の自家製ハム、その名の通り栗の産地ガリシア地方の栗で飼育されたブランド豚を、生ハムと普通のハムの良いところだけ残して洗練させたような、柔らかくクセのない上品なハムに仕上げています

    3皿目はウマヅラハギの蒸し煮、ソースは魚のアラをスパイスとハーブで煮込んだもの、冬瓜を添えるのも意外ですがソースと良く合ってます

    パスタはむつとオクラのジェノベーゼソース、素材の個性を良く考えて創り出したと思われる一皿、淡白な白身魚にオクラのエグミをスパイス代わりに、そしてその粘りに食材をまとめるソースの役割を担ってもらうというユニークな発想

    自家製ジェラートは4種類の中から選べるので、それぞれマクワウリと梅のジェラートをチョイス、甘さは控えめで夏の暑さの中で頂くと生き返ります

    最後はカロリーオフのため予約時にデザートを果物に変更希望とお伝えしましたが、カフェの小菓子は我慢せず美味しく頂きました

    チュイールとトマトのゼリー

    お客さんが来店してから焼き始めるパンは香ばしくて、熱々で提供されます、パン皿の遊び心もgood

  • 箱根仙石原のおすすめ美食鮨

    港の近くでも無い、山の中の箱根でお寿司?と不思議に感じる人もいると思いますが、意外と評判の良いお寿司屋さんが点在しています
    こちらの『鮨脩(すしさね)』さんも、箱根で修行した店主が独立して始めたお店
    以前紹介した『勝俣豆腐店』のお隣、色んな店舗が長屋のように連なっている一画の向かって一番左側に有ります
    入口が分かりにくいのですが、控えめな青い暖簾が目印、仙石原はリゾートマンションや会員制ホテル・別荘が多く、春から秋にかけて常連さんで賑わっていますので予約は必須です

    私達はこの4・5年で1年に1回は訪れていて、入店して予約名を告げると「あっ、〜〜さん」と名前で呼ばれたので、常連さんとして認められつつあるのかな、と嬉しいスタートです
    以前来店した時におつまみも工夫があって美味しかったので、先ずは葱ぬたと茄子揚げ浸しを頂きます

    お酢の上品な酸味が素材を引き立てます
    出汁醤油ではなく、胡麻だれで頂くのが斬新

    お寿司の前に旬のお魚をお好みの組み合わせで提供してくれます、私達はシンプルに太刀魚の炙りをリクエスト、目の前で炙ってくれるので立ち昇る香りも美味に+

    良い塩加減なのでスダチをかけてそのまま頂きます

    少し早いですがいよいよお寿司タイム、私達は一番少なめの7貫を注文しましたが、メニューの中には地魚にぎりも有ります
    地魚と言う響きに箱根の山で何故と考える人もいると思いますが、板前さんは小田原からのこの箱根のお店に通っているらしく、多分朝漁港で仕入れた鮮魚をこちらで提供しているのだと思います
    車の時は小田原から上り坂を20分ぐらい走ると、あっという間に箱根の山中に入るので、個人的にも地元と言って良いかと
    小ぶりなシャリと丁寧に包丁を入れたネタを握って、一貫ずつ木のお皿に乗せてくれます

    玉子と珍しいかぼちゃの漬物
    マグロの赤身、味はついているのでそのまま

    この後ひらめの昆布〆→ヒラマサ→鯵→赤イカ→むつ炙りと続き、ラストがあなごでした、部屋で楽しみたい方はテイクアウトも出来ます
    しっかり沢山食べると言うより上品で正統派のお寿司をつまみながら、おいしい酒を飲むというスタイル、私は飲めないのでほとんど語れませんが、日本酒のラインナップも飲める方には魅力的だそうです
    最後に椀物もお願いしましたが、出汁の効いたアサリの味噌汁の美味しいこと、とても充実したお寿司ディナーでした

  • 箱根のおすすめポーラ美術館

    今日の東京は最高気温37℃予想、箱根仙石原は昨日から風が出ていて時折小雨が降りますが、標高が高いので午前8時で24℃と快適
    今回の箱根訪問の目的の1つ、ポーラ美術館で開催されている下記の特別展

    開館時間や休館日等は下記で確認を。オンラインチケットでも正規の入館料ですが、割引の前売券を箱根登山鉄道や箱根登山バスの事務所などで購入可能です
    因みに箱根登山バス仙石案内所で購入しようとしましたが、営業日が水・土・日だけでした、大都市圏のように何時も開いているとは限らないので注意が必要です
    ご利用案内 | ポーラ美術館 https://share.google/HCjjyUavwbmKMsbRh


    ポーラ美術館はポーラ化粧品の二代目社長が事業を運営する傍ら、独学で美術史を学び自らの審美眼で収集した古今東西の美術コレクションを、保管・展示する為に設計されました
    美術館周辺はとても自然豊かな場所で、設計者の方々がなるべく自然を改変せず美しい景観を守る為に、地面に円形の穴を掘りそこに建築物を沈めるという案を考えたそうです
    確かに近くに行っても森の中に溶け込んでいるので、美術館と認識出来る建物が見えず、ガラスを多用し箱根の森を楽しみながら、作品に触れられる粋な計らいを感じられます

    絵画に詳しくなくても誰でも知っている画家ゴッホ、画業を極めるために命を削った37年の生涯でしたが、色鮮やかでエネルギッシュで真っ直ぐな筆致が、今でも多くの人々を惹き付けて止みません
    個人的な感想を言うと、子供の頃の純粋に絵を描くと言う喜びを、万人に思い起こさせてくれるような魅力が有ります
    下記がポーラ美術館所蔵のゴッホの作品、普通の風景や、ありふれた花や草木がゴッホの絵筆にかかると、独特の生命力を持って観る者の心に迫ります

    ヴィゲラ運河にかかるグレーズ橋
    浮世絵の強い影響を感じるゴッホの言葉
    草むら
    アザミの花

    また下記のような初めて知ったエピソードが・・・芦屋の《向日葵》と呼ばれる、今となっては幻の『ひまわり』を日本の実業家が所蔵、芦屋の自宅に飾ってあった作品でしたが、第二次大戦の神戸空襲で、避難が間に合わず灰燼に帰したというもの
    日本贔屓だったというゴッホ、浮世絵から絵のインスピレーションを得て、アルルで日本人のように兄弟愛に満ちた共同生活を送りたいと夢見た画家が、自分の大切な作品の1つを、戦争の業火に焼かれた日本と運命を共にしてくれたようにも感じます

    残った資料から陶板画に復元された芦屋の向日葵

    今回の特別展はゴッホに影響を受けた日本人画家の作品も多く、渡欧した彼らがゴッホの足跡を訪ねた軌跡も展示されていました
    パリから車で約45分、多くの印象派の画家たちが足を運んでいた小さな村オーヴェル=シュル=オワーズ
    ゴッホが最後の70日を過ごした場所として知られ、麦畑近くの墓地に足を運ぶと村人と同じ墓地の一角にヴィンセント・ゴッホと、唯一彼の理解者で兄の死から半年後に後を追うように亡くなった弟テオのお墓が、今でも静かに寄り添うように並んでいるそうです 

    前田寛治 ゴッホの墓

    2025年はポーラ美術館だけでなく、東京都美術館の『ゴッホ展 家族がつないだ画家の夢』、阪神・淡路大震災から30年の節目の年に神戸市立博物館から始まる『大ゴッホ展』等のイベントが開催されるまさにゴッホイヤー
    是非足を運んで画面から湧き出るゴッホの熱気を、じかに感じてみて下さいね
    ゴッホの熱量に圧倒された後は、ポーラ美術館の常設展で、若く美しい女性達や庭と池に咲き乱れる草花を活写した、ルノワールやモネの心に映ったパステルカラーの煌めきに、観ているこちらも自然と笑顔になります

    美術館から一歩外に出ると暑い都会から来た人達を、おもてなししてくれるような箱根の清々しい緑と涼風に囲まれます
    美術館の周りは遊歩道が整備されていて、森のオブジェを楽しみながらゆっくりと40分位、散策を楽しめるのも箱根ならでは

  • 箱根芦ノ湖のおすすめティーサロン

    9月に入っても熱暑の東京から涼を求めて芦ノ湖へ、今日は御殿場から乙女峠、仙石原を経て久しぶりに箱根神社へお参りです
    箱根に来るならマストの観光地、最近は日本人だけでなく東京観光の合間に富士山や箱根に足を運ぶインバウンドで賑わっています
    特に水中鳥居はインスタ映えする記念写真を撮るために、多くの人達が列をなしていました

    そこから湖畔の遊歩道を歩いて2〜3分で辿り着けるのが、湖上に浮かんだような気分が味わえる『山のホテル』のデザートレストラン『サロン・ド・テロザージュ』
    Rosage とは仏語で「シャクナゲ」、花言葉は「高嶺の花」、こちらは戦後岩崎小彌太男爵の別邸を買い取り、ホテルとしてオープンした経緯があり、庭園には有名な約3000株のツツジと約300株のシャクナゲが植えられ、5月のツツジの後を追うようにシャクナゲが咲き誇ります
    シャクナゲの中には、男爵が留学先のイギリスから取り寄せた品種もあり、それらは日本で最初に輸入された西洋シャクナゲとも言われているとか

    あいにく風が強くてパラソルが開けないとの事で、テラス席でのティータイムは叶いませんでしたが、景色の良い席に案内して頂けました
    私達は東名高速の途中でランチを済ませていたのでデザートだけですが、ランチを楽しみたい人にもオススメです

    ここに来たらどうしても頼みたいのが、ロザージュ伝統の『あつあつりんごパイ~バニラアイス添え~』
    スタッフが目の前でフルーツソースなどを使い、お皿に絵を描いて仕上げる体験型スイーツ
    りんごパイは薄切りのりんごを贅沢に半個使って、バラの花びらのように重ねて焼いたもの
    30周年を機に仕上げのドレッサージュソースも開業当初の6種類に増やし、ブルーベリーヨーグルト・オレンジ・フランボワーズ・抹茶・アングレーズソースにチョコレートソースがプラス、より華やかに彩られて見ても味わっても楽しめる30年の伝統を感じる一品です

    生地は薄く食べやすく、トッピングされたりんごはそのまま焼いているのでの食感が残って、甘さと酸味のバランスが最適です
    おいしい紅茶の店として、日本紅茶協会に認定されている当店
    ティーインストラクターがこだわり抜いた紅茶で、ダージリンの中でもマカイバリといった有名茶園で風土に合った時期に摘まれたトップクオリティの紅茶等、常時15種類以上と充実の品揃えで上質のティータイムが過ごせます
    お店のお茶は2階のショップで購入も出来るので、時間の無い方も是非立ち寄って自宅で楽しんで下さいね、お店の斜向かいに7台位停められる駐車場が有ります

    ティータイムの後は少し散策、すぐ近くに桟橋があって予約制のクルーズ船がこちらに接岸するようです
    近くを観光船+元箱根から湖尻までのシャトル便にもなっている海賊船が湖面を悠々と走っていました

  • 東名高速道路の充実SAとお薦め穴場PA

    圧倒的な交通量を誇る東名高速道路ですが、お盆や年末年始だけでなく普段の週末でも渋滞が発生します。SA(サービスエリア)やPA(パーキングエリア)は休憩場所として必須ですが、時間帯によっては混雑しますので、よく情報を確認する必要があります。
    渋滞がなければ東京用賀から1時間かからずに中井PA(下り)に到着します。「中井食堂」の丁寧に炒められた本格的なレバニラ定食を頬張りました。

    中井PAの外観
    アットホームなフードコート
    中井食堂のレバニラ定食

    さらに15分ほどにあるのが鮎沢PA(下り)。ここに行くためには左ルートを通らなければなりません。自然の中にある広い駐車場ですが、その中は間違いやすく、小型車の駐車スペースには左から回り込みます。

    左が小型車、右が大型車
    自然の中にある鮎沢PA

    ここの名物「アメリカンドッ君」はおやつに最適です。

    上りにある海老名SAには、圏央道から来る左の車線を進んでから入ります。

    特に週末の午後は混雑しますが、2階の飲食店街が充実しています。

    スーパーの成城石井やパン、スイーツの専門店など1階の小売店も多彩です。

    特に、蒲鉾をはじめとした水産加工品やわさび漬けなどの品揃えが豊富です。

    空知舎(そらちや)のいくら醤油は、北海道産いくらと北海道産鮭の魚醤を使い、北海道日高産根昆布で旨味をつけています。コクのある美味しい卵かけご飯を楽しみました。

    空知舎のコーナーはいくらとウニを選べる
    空知舎のいくら醤油
    いくら醤油を使った旨味たっぷりの卵かけご飯

  • 新幹線4割引きで軽井沢へ

    梅雨明け後、最高気温37℃、湿度74%、酷暑の東京を飛び出して、『はくたか557号』で、一路軽井沢に避暑(避難❓️)に行ってきました🍃
    『はくたか557号』は東京9:32分発→上野→大宮→軽井沢10:32分着、丁度1時間で爽やかな高原のそよ風(天然高性能なエアコン)に包まれます

    白とブルーのスタイリッシュな北陸新幹線
    軽井沢も晴天

    通常新幹線指定席、東京軽井沢片道の運賃・料金は¥6,220ですが、下記の口座を使うことで40%割引になりとてもお得です
    東北新幹線(新青森まで)、上越新幹線、北陸新幹線(上越妙高まで)のほか、在来線でもOK、どこでも運賃と料金が4割引き、最大で年間10回使えます

    https://www.rakuten-bank.co.jp/jrebank/campaign/jreg-tokuten

    また夫婦で旅行好きなので、JALカードスイカを夫婦で使って、日頃のお買い物、公共料金(税金もカード決済に出来る事が有るので確認を)、生活費のほとんどをこちらにまとめると、JALマイル➕️JREポイント(2/3のレートでJALマイルに交換)➕️上記の割引優待を活用し、JAL特典航空券とJR東日本の割引で、空も陸も渡航費が節約できてお得に旅をしています