人生の静寂と房総の幸を味わうフレンチグルメ

勝浦は2010年代、『勝浦タンタンメン』でB-1グランプリの常連、2015年には全国大会でゴールドグランプリを受賞、400年以上の長い歴史のある朝市や、壮観なひな壇と合わせて街興しの名物になっています

数年前来た時のひな壇

私達は朝市での食べ歩きが楽しみなので、ホテルを素泊まりにして朝から街へ繰り出します

夕日のように見える朝日の中、ちらほら人が集まってきています
海産物や地元の野菜に混じってケーキ屋さんも
絵本屋さんまで
やはり有ります、タンタンメン

 こちらの「いしい」は何でも美味しいのですが、朝から辛いものが食べられない人は、普通のラーメンもオススメです
 今日は漁港近くの『魚水』でモーニング!?です、普通の魚屋さんに見える店舗の奥は、そこそこ席数のある食堂になっていて入口で注文して席に着きます
朝早く食事に来ているのは観光客だけでは無く、地元の漁港や朝市で働いている人が多いような印象でした

インテリアが大漁旗なのが港町らしい

それぞれマグロとブリの漬け丼を頼みました、ライスの量は多めさすが魚の鮮度は抜群です

店先で豪快にお魚を捌いています

朝食の後はやはり朝市の中のコーヒーショップへ、とても丁寧に淹れてくれるので、時間はかかりますが待つ価値のある一杯です
コーヒーの出店前で近代的な七輪で焼かれている干物を、朝市のお仲間でつまみながら談笑している風景も、都会では見られない味わいが有りました

 午後のランチはこちらも数年前に出会った勝浦の名店『シェ・コデラ』へ、とても分かりにくい場所ですが電車の狭い高架下をくぐり抜けて、坂道を登ると房総の海を眼下に望む高台にお店が有ります

 小寺シェフは岡山の有名フレンチで腕を振るっていて、奥様の希望で那須高原へ移住、寒さがこたえて来たので暖かく海が見える場所を探して勝浦に辿り着いたボヘミアンシェフ
 予約があったらお店を開ける半リタイアのような状態でしたが、最近2階のお部屋を改装して、1日一組のオーベルジュも始めたらしいです

和室にテーブルの宿泊ルーム
クリスマスモードの店内

前菜は茄子のプロヴァンス風、ソテーした茄子に勝浦のアサリや野菜のソースがたっぷり注がれて、海の青さを眺めながら頂くと気分は南フランスです

テラスから望む勝浦の海

スープはゴボウのポタージュ、サラッとしたスープをスプーンで口に入れると、まろやかなミルクの中に尖ったゴボウの風味が後から感じますが、この意外な組み合わせもなかなかの味わい

メインは予約時にお魚 or お肉と聞かれますが、やはり土地柄で海の幸がオススメです、出されたのはアイナメのムース仕立て、付け合わせの野菜はマッシュポテト・椎茸のピザ・ブロッコリーのオイルサーディンペースト・人参のラペ

デザートはサバイヨンソースのクレープとバニラアイス、日頃糖質制限でデザートを果物に変更するのですが、シェフ一押しのサバイヨンソース、今日は遠慮なく頂く事に
卵黄とお酒・砂糖・レモンで作る甘くクリーミーなソースをかけると、クレープがしっとりとして何枚でも食べられそうです

最後の飲み物は、コーヒーや紅茶では無くやはりシェフオススメのミントティー、一時フランス領だったモロッコ等の北アフリカの国民飲料で、多めの砂糖を入れて食事の度に何杯も飲むのだとか
 サハラ砂漠に隣接した暑い地域のなので、清涼感と甘さで水分補給をする生活の知恵のようです

最後のミントティーはそれぞれの地域や家庭で淹れ方も様々で、日本の茶道の様に作法も有る生活文化、1日3度蒸らす時間を変えて異なる味わいを楽しみながら飲むことが多く、下記の格言が良く知られているそうです

Le premier verre est aussi amer que la vie,
le deuxième est aussi fort que l’amour,
le troisième est aussi doux que la mort.

一番煎じは苦いこと人生の如く
二番煎じは強いこと愛の如し
三番煎じは死の如く穏やかである

葛藤の多い青春時代から青年期
仕事や家族の為に全身全霊で生きる壮年期
穏やかに人生を振り返る老年期
のような人生訓を格言から読み取ってみましたが、皆様如何でしょう

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