錦秋の箱根で和洋のオーベルジュ

最近11月後半は何処かに紅葉を見に行くのが毎年の恒例になっていて、今年は箱根での紅葉狩りです
洗練された京都の紅葉も素晴らしいですが、高低差のある箱根の山に点在するように広がる錦秋の風景も違った趣が有ります

箱根湯本天成園・緑〜紅へのグラデーションが見事です
飛烟の瀧と紅葉
縁結びの玉簾神社・ハートの絵馬が微笑ましい

今日のランチは仙石原のオーベルジュ、『グリーンヒルズ草庵』へお邪魔しました、昼間は大涌谷の湯煙を見渡し、夜は仙石原の夜景が一望できるお気に入りフレンチレストラン。金時山から湧き出る自然水を利用し、日本風にアレンジしたオリジナルコース料理は、懐石盆と箸で楽しむという、和と洋の組み合わせがなんともユニーク

湯本より標高が高い仙石原は晩秋の気配
和風建築の店内
窓から今年最後の紅葉がおもてなししてくれます

 ランチコースはプチランチコース・ランチコース・シェフのお任せの3つから選択、私達はランチコースをチョイス

前菜・スープ・メインはお好みの料理を選べます

 スタートはアミューズから、既に十分のボリュームとそれぞれの料理に工夫が有ります
手前から右回りに秋に脂がのるメヒカリのフリット・サクッとした美味しさ→鯖のスモークは香りと青み魚の食感がマッチ→和の食材ミョウガと蓮根のピクルス・酸味で一度クールダウン→イタリア的なトリッパのトマト煮込みでフレンチから少し脇道へ→ブルーチーズとクルミのパイ→真ん中のコロッケのホクホク感が実りの秋を感じさせます

和洋の食材で良い旅をさせてもらった様な一皿
パンは軽めのバケット
お伴はポークリエットとオリーブとケッパー

前菜はそれぞれ違うものを選択、秋刀魚と里芋という和食で馴染みのある素材が、個性的なフレンチになるのがシェフの腕、つぶ貝はエスカルゴよりも歯ごたえがあって、地元きのことの相性が抜群、秋の味覚の組み合わせはどちらも間違いない美味しさです

秋刀魚と里芋のテリーヌ
きのことつぶ貝のバターソテー

スープも秋らしいキクラゲとポルチーニのポタージュ

メインもそれぞれ違うものを選択、牛ホホ肉は10時間以上煮込んでいるので柔らかく、カシスの酸味と甘さのバランスがとてもGood
金目鯛は脂の乗った白身と白ワインのソースがとてもフィットしていました

牛ホホ肉の赤ワイン煮込み カシス風味
金目鯛と帆立の燻製 バンブランソース

最後に焼きリゾット きのこのコンソメスープ仕立て
焼きおにぎりの様なリゾットをスープで崩して味わう一品、お米への郷愁をラストに持ってこられると、料理スタイルの区分けは意味がなく美味しいと言う記憶だけが残ります

デザートはイチジクのコンポート、シャーベット添え

食後にチェックインまでドライブ、箱根の山は何処にでも秋の風情が溢れていて眼福の1日でした

花と紅葉が共演する強羅公園
西陽に照らされて輝く仙石原すすき野

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