とっておきのグルメと観光

  • 箱根宮ノ下のおすすめイタリアン

    素材をできるだけシンプルに調理した、ナチュラルでヘルシーなイタリア料理を提供しているのが宮の下にある『ソラアンナ』
    箱根を代表するクラッシックホテル『富士屋ホテル』を右手に見ながら、箱根湯本方面に向かって坂道を約100m下ると、通り沿いに箱根連山のイラストの看板が見えてきます
    箱根登山鉄道を利用するなら、宮ノ下駅からあじさい通りという急な坂道を2分程下り切ったすぐ右側、車で来るならお店に向かって左側に駐車スペースが有ります

    20歳前半頃から食材に近い地方リゾート地にお店を持つことを夢見ていたシェフが、関東近県で海と山の両方の良質な食材にアクセス出来るのは、ここだけとの確信で選んだのが箱根のこの場所
    3階建ての元八百屋さんを自分好みに改装し、約10坪の1階が店舗になっていて、お料理好きのお友達夫婦の一軒家に遊びに来たような雰囲気のお店です

    名前の由来はイタリアでの修行中にお世話になった、ローマを代表する女性料理人アンナ・デンテさんへのリスペクトから店名に付けたもの
    好評のジェラートはシェフがいろいろな種類を食べてみて、最も本場イタリアの味に近いと感じたクレマモーレ製の逸品を、テイクアウトコーナーで提供しています
    ランチタイムは2つのコースのみ、私達は3,850円のミニ前菜+前菜2皿+パスタ+デザート・カフェのシンプルなコース、メイン付きコース5800円〜は前日までに要予約、月曜以外にも不定休に休みが有るので、お電話してから伺う方が確実です

    暑かったので、シチリアのオーガニックレモンサイダーとオレンジジュースを頂きます

    まずはミニ前菜3種、赤パプリカと味噌マスカルポーネ・じゃがいもの冷製スープ・自家製ポップコーンのトリュフ塩
    味噌󠄀の強い塩味をマスカルポーネのまろやかさがクッションになって、意外な取り合わせがパプリカを引き立て美味しいです
    じゃがいもはクリーム等の+がなく本当に素材そのままの味、家庭で使う時じゃがいもそのものにしっかりしたコクがあると感じていましたがそれを活かしたスープ
    またポップコーンが洗練されたイタリアンになるのが驚き、シェフのセンスが光ります

    2皿目がスペイン産栗豚の自家製ハム、その名の通り栗の産地ガリシア地方の栗で飼育されたブランド豚を、生ハムと普通のハムの良いところだけ残して洗練させたような、柔らかくクセのない上品なハムに仕上げています

    3皿目はウマヅラハギの蒸し煮、ソースは魚のアラをスパイスとハーブで煮込んだもの、冬瓜を添えるのも意外ですがソースと良く合ってます

    パスタはむつとオクラのジェノベーゼソース、素材の個性を良く考えて創り出したと思われる一皿、淡白な白身魚にオクラのエグミをスパイス代わりに、そしてその粘りに食材をまとめるソースの役割を担ってもらうというユニークな発想

    自家製ジェラートは4種類の中から選べるので、それぞれマクワウリと梅のジェラートをチョイス、甘さは控えめで夏の暑さの中で頂くと生き返ります

    最後はカロリーオフのため予約時にデザートを果物に変更希望とお伝えしましたが、カフェの小菓子は我慢せず美味しく頂きました

    チュイールとトマトのゼリー

    お客さんが来店してから焼き始めるパンは香ばしくて、熱々で提供されます、パン皿の遊び心もgood

  • 箱根仙石原のおすすめ美食鮨

    港の近くでも無い、山の中の箱根でお寿司?と不思議に感じる人もいると思いますが、意外と評判の良いお寿司屋さんが点在しています
    こちらの『鮨脩(すしさね)』さんも、箱根で修行した店主が独立して始めたお店
    以前紹介した『勝俣豆腐店』のお隣、色んな店舗が長屋のように連なっている一画の向かって一番左側に有ります
    入口が分かりにくいのですが、控えめな青い暖簾が目印、仙石原はリゾートマンションや会員制ホテル・別荘が多く、春から秋にかけて常連さんで賑わっていますので予約は必須です

    私達はこの4・5年で1年に1回は訪れていて、入店して予約名を告げると「あっ、〜〜さん」と名前で呼ばれたので、常連さんとして認められつつあるのかな、と嬉しいスタートです
    以前来店した時におつまみも工夫があって美味しかったので、先ずは葱ぬたと茄子揚げ浸しを頂きます

    お酢の上品な酸味が素材を引き立てます
    出汁醤油ではなく、胡麻だれで頂くのが斬新

    お寿司の前に旬のお魚をお好みの組み合わせで提供してくれます、私達はシンプルに太刀魚の炙りをリクエスト、目の前で炙ってくれるので立ち昇る香りも美味に+

    良い塩加減なのでスダチをかけてそのまま頂きます

    少し早いですがいよいよお寿司タイム、私達は一番少なめの7貫を注文しましたが、メニューの中には地魚にぎりも有ります
    地魚と言う響きに箱根の山で何故と考える人もいると思いますが、板前さんは小田原からのこの箱根のお店に通っているらしく、多分朝漁港で仕入れた鮮魚をこちらで提供しているのだと思います
    車の時は小田原から上り坂を20分ぐらい走ると、あっという間に箱根の山中に入るので、個人的にも地元と言って良いかと
    小ぶりなシャリと丁寧に包丁を入れたネタを握って、一貫ずつ木のお皿に乗せてくれます

    玉子と珍しいかぼちゃの漬物
    マグロの赤身、味はついているのでそのまま

    この後ひらめの昆布〆→ヒラマサ→鯵→赤イカ→むつ炙りと続き、ラストがあなごでした、部屋で楽しみたい方はテイクアウトも出来ます
    しっかり沢山食べると言うより上品で正統派のお寿司をつまみながら、おいしい酒を飲むというスタイル、私は飲めないのでほとんど語れませんが、日本酒のラインナップも飲める方には魅力的だそうです
    最後に椀物もお願いしましたが、出汁の効いたアサリの味噌汁の美味しいこと、とても充実したお寿司ディナーでした

  • 箱根のおすすめポーラ美術館

    今日の東京は最高気温37℃予想、箱根仙石原は昨日から風が出ていて時折小雨が降りますが、標高が高いので午前8時で24℃と快適
    今回の箱根訪問の目的の1つ、ポーラ美術館で開催されている下記の特別展

    開館時間や休館日等は下記で確認を。オンラインチケットでも正規の入館料ですが、割引の前売券を箱根登山鉄道や箱根登山バスの事務所などで購入可能です
    因みに箱根登山バス仙石案内所で購入しようとしましたが、営業日が水・土・日だけでした、大都市圏のように何時も開いているとは限らないので注意が必要です
    ご利用案内 | ポーラ美術館 https://share.google/HCjjyUavwbmKMsbRh


    ポーラ美術館はポーラ化粧品の二代目社長が事業を運営する傍ら、独学で美術史を学び自らの審美眼で収集した古今東西の美術コレクションを、保管・展示する為に設計されました
    美術館周辺はとても自然豊かな場所で、設計者の方々がなるべく自然を改変せず美しい景観を守る為に、地面に円形の穴を掘りそこに建築物を沈めるという案を考えたそうです
    確かに近くに行っても森の中に溶け込んでいるので、美術館と認識出来る建物が見えず、ガラスを多用し箱根の森を楽しみながら、作品に触れられる粋な計らいを感じられます

    絵画に詳しくなくても誰でも知っている画家ゴッホ、画業を極めるために命を削った37年の生涯でしたが、色鮮やかでエネルギッシュで真っ直ぐな筆致が、今でも多くの人々を惹き付けて止みません
    個人的な感想を言うと、子供の頃の純粋に絵を描くと言う喜びを、万人に思い起こさせてくれるような魅力が有ります
    下記がポーラ美術館所蔵のゴッホの作品、普通の風景や、ありふれた花や草木がゴッホの絵筆にかかると、独特の生命力を持って観る者の心に迫ります

    ヴィゲラ運河にかかるグレーズ橋
    浮世絵の強い影響を感じるゴッホの言葉
    草むら
    アザミの花

    また下記のような初めて知ったエピソードが・・・芦屋の《向日葵》と呼ばれる、今となっては幻の『ひまわり』を日本の実業家が所蔵、芦屋の自宅に飾ってあった作品でしたが、第二次大戦の神戸空襲で、避難が間に合わず灰燼に帰したというもの
    日本贔屓だったというゴッホ、浮世絵から絵のインスピレーションを得て、アルルで日本人のように兄弟愛に満ちた共同生活を送りたいと夢見た画家が、自分の大切な作品の1つを、戦争の業火に焼かれた日本と運命を共にしてくれたようにも感じます

    残った資料から陶板画に復元された芦屋の向日葵

    今回の特別展はゴッホに影響を受けた日本人画家の作品も多く、渡欧した彼らがゴッホの足跡を訪ねた軌跡も展示されていました
    パリから車で約45分、多くの印象派の画家たちが足を運んでいた小さな村オーヴェル=シュル=オワーズ
    ゴッホが最後の70日を過ごした場所として知られ、麦畑近くの墓地に足を運ぶと村人と同じ墓地の一角にヴィンセント・ゴッホと、唯一彼の理解者で兄の死から半年後に後を追うように亡くなった弟テオのお墓が、今でも静かに寄り添うように並んでいるそうです 

    前田寛治 ゴッホの墓

    2025年はポーラ美術館だけでなく、東京都美術館の『ゴッホ展 家族がつないだ画家の夢』、阪神・淡路大震災から30年の節目の年に神戸市立博物館から始まる『大ゴッホ展』等のイベントが開催されるまさにゴッホイヤー
    是非足を運んで画面から湧き出るゴッホの熱気を、じかに感じてみて下さいね
    ゴッホの熱量に圧倒された後は、ポーラ美術館の常設展で、若く美しい女性達や庭と池に咲き乱れる草花を活写した、ルノワールやモネの心に映ったパステルカラーの煌めきに、観ているこちらも自然と笑顔になります

    美術館から一歩外に出ると暑い都会から来た人達を、おもてなししてくれるような箱根の清々しい緑と涼風に囲まれます
    美術館の周りは遊歩道が整備されていて、森のオブジェを楽しみながらゆっくりと40分位、散策を楽しめるのも箱根ならでは

  • 箱根芦ノ湖のおすすめティーサロン

    9月に入っても熱暑の東京から涼を求めて芦ノ湖へ、今日は御殿場から乙女峠、仙石原を経て久しぶりに箱根神社へお参りです
    箱根に来るならマストの観光地、最近は日本人だけでなく東京観光の合間に富士山や箱根に足を運ぶインバウンドで賑わっています
    特に水中鳥居はインスタ映えする記念写真を撮るために、多くの人達が列をなしていました

    そこから湖畔の遊歩道を歩いて2〜3分で辿り着けるのが、湖上に浮かんだような気分が味わえる『山のホテル』のデザートレストラン『サロン・ド・テロザージュ』
    Rosage とは仏語で「シャクナゲ」、花言葉は「高嶺の花」、こちらは戦後岩崎小彌太男爵の別邸を買い取り、ホテルとしてオープンした経緯があり、庭園には有名な約3000株のツツジと約300株のシャクナゲが植えられ、5月のツツジの後を追うようにシャクナゲが咲き誇ります
    シャクナゲの中には、男爵が留学先のイギリスから取り寄せた品種もあり、それらは日本で最初に輸入された西洋シャクナゲとも言われているとか

    あいにく風が強くてパラソルが開けないとの事で、テラス席でのティータイムは叶いませんでしたが、景色の良い席に案内して頂けました
    私達は東名高速の途中でランチを済ませていたのでデザートだけですが、ランチを楽しみたい人にもオススメです

    ここに来たらどうしても頼みたいのが、ロザージュ伝統の『あつあつりんごパイ~バニラアイス添え~』
    スタッフが目の前でフルーツソースなどを使い、お皿に絵を描いて仕上げる体験型スイーツ
    りんごパイは薄切りのりんごを贅沢に半個使って、バラの花びらのように重ねて焼いたもの
    30周年を機に仕上げのドレッサージュソースも開業当初の6種類に増やし、ブルーベリーヨーグルト・オレンジ・フランボワーズ・抹茶・アングレーズソースにチョコレートソースがプラス、より華やかに彩られて見ても味わっても楽しめる30年の伝統を感じる一品です

    生地は薄く食べやすく、トッピングされたりんごはそのまま焼いているのでの食感が残って、甘さと酸味のバランスが最適です
    おいしい紅茶の店として、日本紅茶協会に認定されている当店
    ティーインストラクターがこだわり抜いた紅茶で、ダージリンの中でもマカイバリといった有名茶園で風土に合った時期に摘まれたトップクオリティの紅茶等、常時15種類以上と充実の品揃えで上質のティータイムが過ごせます
    お店のお茶は2階のショップで購入も出来るので、時間の無い方も是非立ち寄って自宅で楽しんで下さいね、お店の斜向かいに7台位停められる駐車場が有ります

    ティータイムの後は少し散策、すぐ近くに桟橋があって予約制のクルーズ船がこちらに接岸するようです
    近くを観光船+元箱根から湖尻までのシャトル便にもなっている海賊船が湖面を悠々と走っていました

  • 蓼科おすすめメルヘングルメ

    最近の灼熱の夏の日本列島、今年も涼を求めて出来る限り上に登りました
    若い頃登山を趣味にしていた人は苦にならないかもしれませんが、基本山がちな地形が続く日本では、高原リゾートを楽しむなら、多少アップダウンを歩く覚悟が必要です
    メンヘン街道を気分良くドライブ、最高地点の麦草峠を越えて、北八ヶ岳登山の入口近く『白駒池』を約1時間散策、歩き慣れない身には少しハードでした

    麦草峠近くの可憐な高山植物
    標高約2000メートルの清涼な水面

    自宅にいる時はあまりの熱さに籠りがちな毎日でしたが、ここに来ると歩いて丁度良い涼しさで、久しぶり1万歩以上歩きました
    頑張った分のご褒美は、メルヘン街道沿いのオーベルジュ『夢夢舎』(ムームーシャ)でエネルギーチャージ

    緑の森の中の白いオーベルジュ

    ランチも予約制で、お肉かお魚のメインを選ぶワンディッシュランチ、ランチコース、ハンバーグステーキ等、値段は少し高めですがこの味とボリュームなら納得

    長野県は2013年に「信州ワインバレー構想」を打ち出して、この10年間で25軒だったワイナリーが約3倍になり、国産ワインの向上を牽引しています
    シルクロード→中国→日本へと伝来し、長野県特有の白ワイン用のブドウ品種、『竜眼』(龍眼とも表記される)、別名長野の名刹に因んだ『善光寺ブドウ』で造られた長野ワインも楽しめます

    多くの人が推すのが食材の円舞のような下記のワンディシュランチ、地元で採れる新鮮な温野菜とサラダ、鯛のポアレ、モッツァレラとトマトのジェノベーゼソース、サーモンとポテトのキッシュ、パン、デザートのリンゴとルバーブのタルトとフルーツ
    文字通りお料理からデザートまで、大きな一皿に所狭しと並んでいて、どこから手を付けようかと迷いますが、大丈夫、どこから食べても美味しいです

    お父さんとシェフの娘さんのツーオペで切り盛りされているので、少し時間がかかりますが素敵なお庭を眺めながら待つのもリゾートランチならではの贅沢、食前のナスの冷製スープ、食後の珈琲も美味しかったです
    晩秋から早春にかけては休業しますので、ホームページで確認して下さいね

    地元で人気のブーランジェリー『パン ド トナリテ』

    日の朝食用に地元のブーランジェリー『Pain de Tonalié』(フランス語で音色という意味だそうです)に立ち寄りました、やはりメンヘン街道沿いのその名の通りメルヘンな建物で、駐車場も広く旅の途中下車に便利です

    クロワッサン・サンドイッチ・お菓子パンと一通りのラインナップ、イートインコーナーもあるのでランチをさっと済ませたい時は、こちらでコーヒーと一緒にパンを楽しんで次の目的地へというのもオススメ

     

  • 箱根仙石原テイクアウトおすすめグルメ

    江戸時代までは関所と江戸の人々が比較的楽に行ける温泉保養地だった箱根、明治になるとリゾート開発が進み、観光地として全国各地から人々が訪れる様になりました
    その様な歴史が有るので、何気に営業しているお店でも旅館含め老舗の・・・という場所が有ります

    こちらの『勝俣豆腐店』もカジュアルな雰囲気の店構えですが、1920年創業 『美と健康』をモットーに箱根山麓の湧水、国産大豆‘’フクユタカ”を100%使用し、昔ながらの豆腐作りを約百年続けています

    写真は四代目(奥様が)のご主人だそうで、ブログに載せたいと申し出るとポーズまでとってくれました🤭

    運良く沢山のお惣菜と稲荷寿司が並んでいましたが、週末限定のものも有り、午後に行くと売り切れの場合も多いので、買いに行くならお早目に

    ホテルやレストランの食事に飽きた時、朝食や昼食、おやつにお薦めです
    煮物は優しい家庭の味ですが、やはり豆腐店なので具沢山のがんもがオススメ
    買ったことはないのですが、豆乳プリンやおからのドーナッツ等おやつメニューも美味しいとの評判です

    その勝俣豆腐店から歩いて2分、テイクアウトで人気の『相原精肉店』が店を構えています
    時間によっては行列ができる人気店で、お肉の他有名なローストビーフ、ハム、ソーセージ、コロッケ等加工品も充実しています
    観光客から別荘民まで広く愛されていて、部屋飲みのおつまみに最適、意外と生ラーメンとスープも販売していて、帰宅前に寄ってお店のチャーシューと家で楽しむ方もいるようです

  • 箱根仙石原のおすすめ蕎麦と中華麺

    仙石原すすき野に近く、開店しているなら必ず訪れる自然薯料理の専門店『しずく亭』、
    休みが不規則なので訪れる前には必ずお電話で営業の確認をします

    一見お店に見えない普通の別荘の様な外観

    ランチメニューは本当にシンプル、『自然薯のとろろそば』と『麦とろ』の2つの選択しかありません、ただそのシンプルさ故にかける手間暇に感心させられます
    まず納得する自然薯が手に入らない時はお店を開けないというこだわり、同じ自然薯でも天然ものなので、それぞれ粘りに個性がありそれに合わせて擂り方を変えて、麦とろに最適なとろろ汁に仕上げるそうです
    麦とろのお米を研ぐときにも、箱根の名水『嬰寿の命水』(強羅駅近く和菓子の花詩の側にあって、ご好意で自由に汲むことが出来る)を使う徹底ぶり
    そばの出汁はしょうゆベース、麦とろはみそベースで麦とろは付け合わせの小皿や鯵の干物も付いています

    以前『麦とろ』を頼んだ時はそれなりの量があったので、ランチを軽くしたい私はいつもそばを頂きます

    しっかりした「コシ」の田舎蕎麦をとろろで頂く本当に純粋で無駄のない一皿ですが、のど越しはさっぱりとしながら、蕎麦ととろろと出汁の掛け合いが絶妙で、美味しさが口いっぱいに広がります、個人的に今まで食べたとろろ蕎麦の中で一番好きです
    普通は最後に残ったとろろを蕎麦湯で頂きますが、こちらは蕎麦湯を出さず、食べ終わる頃に丁度無くなるように調整されているようです、出来るだけ自然薯をそのまま楽しで欲しいとの、店主のメッセージを感じます

    最後に黒糖ゼリーを頼んだら、バニラアイスも乗っていて得した気分です

    帰り道、道端の鮮やかな草花も箱根の魅力

    もう一店ランチでも夕食でもオススメなのが、『ちゃいなハウス』、その名の通り仙石原の中華の老舗です
    お店は仙石案内所のバス停から歩いてすぐなので、見つけやすいロードサイドにあり分かりやすいパンダが目印

    一押しメニューは皮から作る餃子の数々、私は定番の餃子が好きなのですが、岩のりやスタミナ(ニンニクとぎんなん入り)を絶賛されている人もいるので、そのうち挑戦してみたいと思います
    餃子で有名なお店ですが、一度ラーメンを食べたらレベルの高さに驚きました、しょうゆスープはしっかりしたコクが有りながら、あっさりしていてくどくなく、丁寧な仕込みを感じられます

    単品も多いのですが、セットメニューも充実していて、ランチタイムはセットで頼む方が多いようでしたが、私達はそれぞれ単品でラーメンとチャーシューメン、餃子はシェアしました

    最後にクスッと笑える張り紙が😁
    自己探究真っ只中の18歳が、歳を重ねて再び迷走する81歳に
    老いも若きも悩みが尽きない様子がコントのようで、微笑ましい対比でした

  • 芦ノ湖畔おすすめカレー・シチューの店

    箱根の山の左右に広がる芦ノ湖、古来関所があった元箱根が観光の中心ですが、仙石原寄りの湖尻や桃源台も遊覧船やロープウェーの発着場所になっていて、魅力的なお店がたくさんあります
    中でもレイクビューの『湖亭』は、本格的なカレーやビーフシチューで有名な人気店、通常チェックアウト11:00~というホテルが多いので、ランチ予定のお店が開くまで時間をつぶしますが、こちらは10:30分からオープンしていてランチタイムも予約可能という、旅程を組むときにタイムロスが出ない有難いお店です

    数日間煮込むデミグラスソースのビーフシチュー、ローストされた鳥の骨付きもも肉が一つ入ったカレー(結構量が多いので小食の人は半ライスにしてもらうがおススメ)が人気
    全般的にスパイスが効いているので、子連れで行った時はピザや唐揚げ、チーズなどを取り混ぜて注文すればファミリーで楽しめますし、カフェ利用だけでも良いそうで、ケーキセットやジュース類も充実しています

    あいにくの雨ですが、テラス席もあります
    セットのオニオンスープ、トマトの酸味がアクセント

    以前来たときはカレーを頼んだので、今回は二人ともビーフシチューをチョイス、ビーフはかなり煮込まれていて、口に入れるとホロホロに、スパイシーなソースと良くからんで絶品です
    温野菜とパスタは薄味なので、ソースをからめて口に運ぶと濃厚なラグーソースで味わうイタリアンのようで、2通りの楽しみ方が出来ました、ライスもついているのでしっかりランチを取りたい人にはとてもオススメ、ライスは1回だけおかわり無料のようです

  • 箱根仙石原おすすめイタリアン

    お気に入りのホテルが箱根仙石原にあり、今年も夏の避暑とグルメ探訪を兼ねて来ています、何よりこの場所が好きなのはリーズナブルで美味しいお店が多く、毎年再訪を楽しみにしているからです
    その1つ『SOLO PIZZA』は箱根から御殿場に抜ける大きな道路から、狭い道を入って坂を上った所にあります、その手前にやはりイタリアンの有名店がありますが、個人的にはこちらがおすすめ
    目立たない場所にありますが、この地域の人気店なので日時が決まっているなら、特にゴールデンウィークや夏休みは予約するのがベター、予約は一カ月前同日からスタートです

    イタリア古民家のような一軒家、箱根の森にとけ込んでいます
    入口すぐ可愛いタイル模様の焼き窯が目に入ります
    店名にもなっているので、やはりピザのメニューが多くオススメなのが分かります
    季節のメニューから冷静枝豆クリームスープとバーニャカウダー

    枝豆は粗越ししてあるので本来の食感も残しつつ、夏らしく塩味の効いたさっぱりとした味わい
    バーニャカウダはイタリアンの定番、濃厚な温かいソースに野菜をデップして頂きますが、こちらは更に焼き色を付けて提供してくれます
    そのソースをつけると、生鮮野菜を焼き野菜のような香ばしさで楽しむことが出来るという初めての感覚で、こんな野菜の楽しみ方があると改めて教えてもらいました

    お待ちかね、マリナーラとシチリアーナのハーフハーフのピザ、かなり大盤ですが、生地は薄めなのでサクサク食べられます
    向かって左がマリナーラ、トマト・ニンニク・オリーブで船乗りが好んだと言われるとてもシンプルなピザ、右がシチリアーナ、オリーブ・トマト・チーズ・アンチョビのしっかりした味わい、どちらも美味しいです

    メインは窯焼き(ピザと同じ窯で焼く)チキン、高温で一気に焼くのでシンプルですが、皮がとてもパリッとして炭火で焼いた焼き鳥の様な食感

    写真の鶏肉の下に同じ量のチキンが隠れているのでかなりのボリュームです、食べ終わるともう十分満足のディナーでし
  • 軽井沢とっておきのおすすめグルメ

    ジョン・レノンが愛したロイヤルミルクティー

    軽井沢を代表する創業130年の万平ホテルが、2024年秋に改修工事が完成し、この地で新たな歴史を刻む事になりました、リニューアル前に一度宿泊しましたが、ホテル内の色んな場所に歴史の重みを感じさせてくれるホテルです

    中でも多くの人で賑わうのが1階のカフェテラス、人気のメニューがジョン・レノンが愛したアップルパイとロイヤルミルクティーです、本人の直伝と伝わるミルクティーは、ホイップクリームがトッピングされてかなり甘口
    紅茶大国イギリス出身らしく、紅茶にこだわりが強かった人なのかも知れません、それほど複雑なレシピでは無いので、家でも飲んでみたい方はお気に入りのティーカップに注いで楽しんで下さいね

    材料
    ① 牛乳      500ml ※乳脂肪分3.5%以上
    ② アッサムの 茶葉 9g
    レシピ
    (1)牛乳を鍋に入れて強火にかける。
    (2)沸騰直前で弱火にして、アッサムの茶葉を入れて軽くかき回し2、3分おく。
    (3)茶こしで茶葉を取り除きながらカップに注げば完成。
    私はダイエット中なので、ロイヤルミルクティーだけです

    軽井沢で、スペイン王室も絶賛するグルメをお手軽に

    料理界の耳目を集めているのが、ホテル「トゥインラインホテル軽井沢」内に2020年7月3日よりオープンした、「ホセ・ルイス軽井沢」です(外来利用可)

    1957年マドリード発祥のこのお店は、スペイン国王から「トルティージャ(スペイン風オムレツ)がスペイン一」と称賛されるなど、王室御用達店として名声を誇っています、軽井沢駅近くのホテルに泊まった時、徒歩で初めて訪問して以来ファンに、ディナーはコースのみになって、コースだと重いので、今回は軽めのランチコースを食べログから予約

    暑いので、シャインマスカットのソーダとソフトドリンクを頂きます

    前菜は上の白いカップが、アメーラトマト(静岡で品種改良された高糖度のトマトで軽井沢の特産にもなっている)のガスパチョ、白いトッピングはココナッツのソルベ、暑い日にとてもさっぱりします
    向かって右から、牛すじのコンソメ煮、ムール貝と根菜のマリネ、マグロのスモークサラダ、どれも工夫されていて美味しい

    サラダは生ハムとマッシュルーム、もちろんイタリアのプロシュート中国の金華火腿並んで世界三大ハムひとつスペインのハモンセラーノ、軽井沢は高原野菜の産地が近く美味しいので、ハムのしっかりした味わいが野菜とベストマッチ

    海老出汁のフィデワ

    あまり日本では馴染みのないパスタのパエリヤで、基本的なレシピは同じでお米をパスタに代えたものです、諸説ありますがバレンシア州の港町でお米が足りなくてパスタを入れたらその美味しさが話題となり、スペインの地中海沿岸やバレンシア地方ではとても親しまれているメニューです
    こちらのパスタは上にカッペリーニという極細麺、下にフィデウア(極小マカロニパスタ)という二種類で、エビの出汁で煮込まれていてとても美味しいです

    デザートのフルーツ

    コース最後のデザートはバスクチーズケーキでしたが、糖質制限中なので食べログで予約する時に、果物に変更希望と書いておきましたが、高温・短時間で焼き上げてベイクドチーズケーキの香ばしさと、レアチーズケーキの滑らかさを併せ持つバスクチーズケーキも魅力的、スペインのパスク地方は美食家を魅了するグルメの街、いつかは訪れてみたい場所です

    旧軽銀座、とっておきのジャム屋さん

    軽井沢土産と言えば真っ先に浮かぶのがジャム、魅力的なジャム屋さんが軒を連ねる旧軽井沢銀座ですが、私が必ず立ち寄るのが銀座通りの奥の『ジャムのこばやし』
    明治時代から日本人と同じく、日本を訪れた海外の人たちに愛された軽井沢、それぞれの食文化を恋しく思うのは当然のこと、有名な老舗のジャム屋さんのほとんどが青果店を営業するかたわら、外国のお客さんのニーズに応えてジャムの製法を勉強し、改良を重ねてジャムの聖地として認知されるまでになったようです
    『ジャムのこばやし』の青果店時代にロシア人からジャムの製法を習い、当時の味を守りながら軽井沢でジャムを作り続けています
    店構えはこじんまりしていますが、定番のブルーベリーやリンゴの他に、プラムの一種である『レーヌ・クロード』(フランソワ一世のクロード王妃が好んだ事でこの名前がついている)、ルバーブ(野菜の一種)等珍しいジャムもあり、何度来てもまた新しい味に出会えます
    ネット注文も出来るのでお世話になった方に差し上げたたら、ご自身でも取り寄せるぐらい気に入ってもらえた友人もいて、普通のスーパーや百貨店等には置いていないレア感もあり、本当にお土産にうってつけです