旧軽井沢の名店グルメ

・三笠ホテルのカレーも再現した本格ビストロ『パオム』
・ザッハトルテとコーヒーの名店『ぱいつぼおる』
・名品の宝庫『ジャムのこばやし』
・カフェレストラン『クレソンリバーサイドストーリー』
・本格インド料理『サジロカフェ フォレスト』
・シェフとソムリエによるイタリア料理『 bank. 』
・便利で楽しく過ごせるホテル『グランディスタイル旧軽井沢』

ランチに旧軽井沢銀座の入口近く、食事よりも手土産グランプリの軽井沢プリンで有名になってしまった『パオム』へ、ビストロを休業していた時期を経て再オープン、ランチ時でもカフェ利用OKで話題のプリンと飲み物だけをゆっくり楽しんでいる人も

1階にテイクアウト専門のブース
日本一のプリンが食べられます
2階がビストロ
アイアンとクリーム色のテラコッタのプロヴァンス風
ランチメニューの看板
ディナーのアラカルト、完全予約制
ワンちゃん連れにテラス席も有ります

別荘地として長い歴史のある軽井沢で、都会の名士たちの社交場となっていたのが『三笠ホテル』、軽井沢の鹿鳴館と呼ばれ現在は国の重要指定文化財として保存されていますが、2021年このブランドホテルを地域おこしに活用しようという動きが始まり、『パオム』でも伝統のレシピを再現、フランス帰りのシェフの工夫を加えて完成したカレーが食べられます

甦った三笠ホテルのカレーとランチセットのサラダと冷製コーンスープ
もう一つのランチセット、パテドカンパーニュとサラダセット

カレーはスパイシーなのに辛さは穏やか、しっかり煮込まれたチキンは口当たりがよく、日本人の好みに合う味で、私も好きなタイプのカレーです
パテとサラダランチは少しライトに見えますが、しっかり厚切りされたパテを2人でシェア、カレーの前菜のようで、バランスの良いランチタイムに

壁にブルゴーニュの地図
ポール・ボキューズのメニュー、シェフのフランス修行時代の宝物!?

口コミにディナーはどれを食べても本格的だと、とても褒めている方々も、次はディナーでお邪魔してみたいと思いました

旧軽井沢銀座でのお昼の後、美味しい珈琲とケーキのお店『ぱいつぼおる』へ、
10年前に家族で訪れた時、こちらのケーキ『ザッハトルテ』にハートを射抜かれ、最近はダイエット中でカフェに行ってもケーキは頼まないのですが、こちらのザッハトルテだけは諦められずオーダーしてしまいます

ウッディで蔦のからまる外観が印象的
お店は中央に薪の暖炉が有る山小屋風
オーナーの趣味だったのかバイクの部品がインテリアに
サイコロ状の木にメニューが書かれています
2年ぶりの出会い、待ち焦がれたザッハトルテ、程よいスポンジ感に甘さ控えめのクリームが絶妙

ケーキのクオリティは言うに及ばず、珈琲も丁寧にドリップされていてとても美味しいです、後でオーナーに聞いてみると青山のパン屋さんで出会われたご夫婦で、プロのパティシエでは無かったそうですが、味は分かるので奥様がケーキを焼いてお店で出す様になったとか
ウィーンを訪れた時名前の由来になった『ホテルザッハ』で、本場のザッハトルテを頂きましたが、こちらの方が美味しいと正直な感想を伝えると、今まで3回位そのように言われたと仰ってました、それぞれ得意なことで支え合うご夫婦のお店です

旧軽銀座、とっておきのジャム屋さん
軽井沢土産と言えば真っ先に浮かぶのがジャム、魅力的なジャム屋さんが軒を連ねる旧軽井沢銀座ですが、私が必ず立ち寄るのが銀座通りの奥の『ジャムのこばやし』
明治時代から日本人と同じく、日本を訪れた海外の人たちに愛された軽井沢、それぞれの食文化を恋しく思うのは当然のこと、有名な老舗のジャム屋さんのほとんどが青果店を営業するかたわら、外国のお客さんのニーズに応えてジャムの製法を勉強し、改良を重ねてジャムの聖地として認知されるまでになったようです
『ジャムのこばやし』の青果店時代にロシア人からジャムの製法を習い、当時の味を守りながら軽井沢でジャムを作り続けています
店構えはこじんまりしていますが、定番のブルーベリーやリンゴの他に、プラムの一種である『レーヌ・クロード』(フランソワ一世のクロード王妃が好んだ事でこの名前がついている)、ルバーブ(野菜の一種)等珍しいジャムもあり、何度来てもまた新しい味に出会えます
ネット注文も出来るのでお世話になった方に差し上げたたら、ご自身でも取り寄せるぐらい気に入ってもらえた友人もいて、普通のスーパーや百貨店等には置いていないレア感もあり、本当にお土産にうってつけです

旧軽の水辺に咲く『クレソンリバーサイドストーリー』

旧軽銀座の奥、江戸時代初期からの老舗『つるや旅館』の隣、とても特徴的なトンネルの様な建物が見えてきます、こちらは軽井沢で最近話題のカフェレストラン『クレソンリバーサイドストーリー』
本格デザート専門店の先駆けとなった「銀座ぶどうの木」の開店以来、「シュガーバターの木」、「東京ばな奈ワールド」、「ねんりん家」などオリジナル商品開発力に支えられ、独自のスイーツブランドを数多く発信し続けた、株式会社グレープストーンが手掛けるお店です

昔企業の保養所だった土地の木立をなるべく残し建てられたので、迷路のような独特な建物になったと思われます
自然との共生をテーマにした木のトンネルをくぐります
レストランの手前はスイーツショップ
店内は50席あって広々、正面の猪と少年の絵も自然との調和というストーリーを表現しているとか

11:30〜ランチタイムはメインを選べるランチコースかアフタヌーンティー、13:30以降はサンドイッチやハンバーガー等の軽食も選べます
私達はランチコースを選びましたが、少し遅いホテル朝食の後こちらで軽食ランチにするのもオススメ

関東甲信越は9月に入って暑さが一休みで秋の長雨が続き、ずっと太陽の光を感じられない日々でしたが、今日は久しぶりの晴天、この晴れ間を楽しもうと軽井沢らしい木漏れ日の中、ホテルから25分ぐらい歩いて来ると流石に喉が渇きます

オーストリアのリースリングと巨峰の炭酸ジュース、巨峰の果汁のみでもとても甘い
店名にもなったクレソンのサラダ、敷地内の小川にクレソンが群生していたのが店名に、素材の苦味がレモン・アンチョビ・チーズと溶け合ってとても美味しい
じゃがいもの冷製スープ・ビシソワーズ、味付けは控えめですがしっかり主張も有ります

このお店の評判メニュー『旬野菜のエチュベ、自家製クレソンのラビオリ』、エチュベとは水を加えず野菜の水分だけで煮炊きする調理法、野菜の産地が近く鮮度の良い素材が手に入る立地ならでは一品、ラビオリにチーズが包まれていてその味わいもプラス、二人分がストウブの鍋に入ってきます
野菜やラビオリは味付けがシンプルなので、それぞれメインのお皿に取り分けて、そのソースで自分の好みに味付けしながら頂くと、とても充実感があります

エチュベの味付けは塩コショウのみ
お肉のメイン、ポークソテー、フレッシュトマトソース、蕎麦の実リゾット
お魚のメイン、鯛のソテー、オリーブ・ケッパー・トマトの地中海風のソース

蕎麦の実リゾットは歯ごたえがあって、ライスより素材に味わいが有ります、脂身の多いポークに酸味のあるトマトソースがマッチして、爽やかなメインに、お魚は地中海風のソースが白身魚の素材の味を引き立てて安定の美味しさ

デザートの前にそれぞれ手書きで違う絵付けのカップで、1杯目のコーヒーがサーブされます
デザートのフローズンヨーグルト、小夏のコンポート、シャンティイのクリーム

高知では小夏と呼ばれるこの柑橘は、宮崎では日向夏(ひゅうがなつ)、愛媛ではニューサマーオレンジと呼ばれる夏の果物、爽やかな酸味が夏のデザートに合います
またシャンティイとはパリから40キロの地名で、その城主コンデ公爵がルイ14世を招いて、1000人の宴会を主催した時のエピソードで有名
宴会責任者ヴァテールが、カスタードを作るために準備していた卵が傷んでいたので、急遽当時としては画期的な砂糖と香料を加えた軽やかな泡立てクリームを考案したとされています
今ではケーキ作り欠かせないこのホイップクリームが、舞台となった地名にちなみ「クレーム・シャンティイ」と呼ばれるようになり、現代まで語り継がれています
2024年4月このお店の総料理長に着任した長江桂子さんは、弁護士を志して学習院大学で法律を学び卒業後にフランス留学、大学で学んだ後世界的な料理学校ル・コルドン・ブルーで、ディプロマを取得したという、朝の連続テレビ小説のヒロインになりそうな、異色の経歴の女性シェフ
2008年三つ星レストラン巨匠「ピエール・ガニェール」パリ本店のシェフパテイシエを務め、2023年7月より『クレソンリバーサイドストーリー旧軽井沢』でコラボレーションした縁でお店の運営を任されています
10:00〜のカフェタイムからディナー迄、木立に溶け込む癒しの空間で、美味しいお料理とスイーツを楽しめる、旧軽に来たら是非立ち寄りたいお店、ディナーが重い方は、夕方からおつまみ感覚のセイボリーとスイーツ・飲み物を楽しめるハイティーも、もちろんテラス席で頂くアフタヌーンティーも人気です(完全予約制、予約サイトは下記)
クレソンリバーサイドストーリー旧軽井沢

次回はアフタヌーティーをテラスで頂き、軽井沢を満喫したいと思います
先ほどのトンネル仕様ではなくもう一つの入口、森の中にこんな家があったら、楽しそうで訪れたくなりますね

吉祥寺の本格インド料理を軽井沢で

サジロとはネパール語で「居心地のよい」という意味だそうです、吉祥寺に本店のある『サジロカフェ』が『サジロカフェ フォレスト』として2013年旧軽井沢にもオープン
カレーメニューは洋食レストランやカフェに必ず有りますが、本場のインド料理は珍しいこの地域で、ネパール人シェフが作る本場のカレー・ナン・ビリアニが楽しめるお店
場所は上皇様ご夫妻の出会いの場となった、軽井沢会テニスコートの直ぐ側、一見インドらしくない白いフレンチ風の建物です
カフェとの言葉通りカフェ利用で飲み物やスイーツだけでもOKですが、せっかくなので本場のインド料理を楽しまないのはもったいない

インド料理店に見えない、築年数の古い別荘かなと思われる外観
店の奥には3台くらいの駐車スペース
中はリゾート感溢れるインテリアで不思議なギャップ)
スタッフさんが少なく忙しいので、用事がある時はこの呼び鈴を鳴らします
ランチセットのサラダと甘さ控えめなラッシー、ここも野菜が美味しい
最近東京でも人気のビリアニセット

上から左回りでライスボールの様なビリアニ、チキンカレー、ライタ(スパイスヨーグルトサラダ)、パパド(豆や米粉で作るインドのクラッカー)
ビリアニはバスティマライスのパラパラ感より、日本の炊き込みご飯に寄せた感じ、スパイスとチキンが食欲をそそります
ビリアニのレシピの始まりは諸説有りますが、インドを代表する壮麗な白大理石の霊廟タージ・マハルに眠る、ムガール帝国の皇妃ムムターズ・マハル考案というもの
夫である5代皇帝シャー・ジャハンは皇子ではあったものの、兄弟との帝位争いと各地の勢力との戦いに明け暮れ、その兵士達が簡単に栄養補給出来るよう考えたのが、ライス・スパイス・野菜や肉を一緒に調理したビリアニだったとか
賢夫人で有りながら有力貴族の娘で絶世の美女、皇帝は彼女の存命中他の女性に目を向けず、その死を悼んで壮大な霊廟を建て、お城から眺めて悲しみに暮れていたそうです
カレーは多分好みや年齢が違っても食べられるようかなり穏やかな味、物足りない人は食卓に追加のスパイスが置かれていて自分好みに出来ます
ビリアニは味変の為にカレーに入れたり、ライタをかけたり様々な楽しみ方が出来ます、主人はオーソドックスなベジタブルカレーセット、大ぶりのナンも少し分けてもらって両方楽しめました

ペットちゃん連れの方は店内NGですが、こちらのテラス席はOK

ディナータイムまで営業、テイクアウトも出来る便利さも相まって、ハルニレテラスにも出店、予約を希望なら旧軽井沢が『フォレスト』(予約可)、ハルニレテラスが『リンデン』(予約不可)なので間違えないように、軽井沢中心に店舗展開が加速している『サジロカフェ』、エスニックの王様インドの底力を感じました
(予約サイトは下記)
Sajilo Cafe Forest

ソムリエとシェフのコラボレストラン『 bank. 』

旧軽銀座の入口から3分、「ピーターラビット」のショップの角を左に曲がって30m位進むと、目立つ板張りの壁とワインボトルを目印の様に並べているイタリア料理『 bank. 』が見えてきます

時間が早かったのでまだオープンしたばかり、ソムリエ兼マネージャーの方が、入口に立っていて直ぐ案内してくれました、こちらは東京の人気店で働いていた女性シェフと、軽井沢の炭火焼きの有名店で働いていたソムリエのお二人が始めたお店
こじんまりした店内はスタッフさんとの距離が近く、オープンキッチンとカウンター席は常連さんや旅行客ですぐ満席に、お客さんとコミュニケーションを取りながら、ソムリエが楽しそうに動き回っています

メニューは黒板に書かれているものからチョイス

お店の人気メニューマッシュルームサラダ(素材は生のマッシュルームだけ、そのシンプルな美味しさが評判に)に興味はありましたが、比較的スタンダードなイタリアンをオーダー

サーモンのカルパッチョ、サラダとルビーレッドのグレープフルーツの果肉を散りばめ、苦み・酸味を味付けに活かした一皿
ビスク、濃厚な海老の出汁クリームの中に、れんこん・ズッキーニ・エビ・イカが入っていて、シチューグラタンのようなお料理、添えられた軽めのパンと頂くとより一層魚貝の美味しさが際立ちます
牛ひき肉と鶏レバーのボロネーゼ、ピスタチオ入り、パスタの定番ですが茹で加減がちょうど良くて、レバーやピスタチオという食材が良いアクセントに

次々お客さんが入ってきてなかなかの盛況、訪れるならやはり予約がベター、お昼はディナーメニューと同じアラカルトとカレーランチもあるので、旧軽銀ぶらの合間にしっかりランチが食べたくなった時にも推せるレストランです
(予約サイトは下記)
bank.

旧軽銀座を十二分に楽しめる新ホテル

今回の旅の最終日のホテルは旧軽銀座の奥、老舗旅館『つるや旅館』の斜向かい、通りに面していながら銀座の喧騒が少し途切れる絶妙の場所に、2025年8月にオープンしたのが『グランディスタイル旧軽井沢』
軽井沢にホテルは沢山ありますが、メイン観光地の旧軽銀座の直ぐ側にあるホテルは珍しく、この好立地は旅を格段と便利に楽しくしてくれます
チェックインカウンターの奥は、軽井沢の緑がまばゆいロビーラウンジ、15:00~22:30までティールーム、16:00~はアルコールやスナック、アイス等が自由に楽しめます

旧軽井沢銀座通りに面したホテル
ライトを上手く使ってホテルのレセプションがオブジェっぽい
森との連続性を意識したのか木が配置されたラウンジ、窓越しに見える本当の緑が鮮やか
チェックイン後カフェを探したりお湯を沸かしたりする手間が無く、いろんな種類のお茶とコーヒーが楽しめる
すべて50㎡以上のゆったりとした広さ、部屋はラクジュアリーツイン71㎡~フォレストビュー、普通のホテルならスィートルームです
旅先での快適な寝心地を提供してくれるシモンズ
ツインベッドの他に子供なら十分な広さのデイベッドが2つ、2部屋取る必要が無く家族連れにオススメ

無料ラウンジ、サウナ付きの大浴場(今回は利用しませんでしたが運び湯の温泉)、ホテル内に東京のイタリアレストランの支店等、利用客が望む立地・空間・設備・オペレーション共に隙が無い、緻密なマーケティングで創り上げたプロセスを感じさせるホテルです
旧軽銀座沿いの立地を存分に活かすために、ディナーは新しくオープンしたイタリアンへ(お店の記事はこちら)
その前にホテルラウンジ16:00~からのカクテルタイムへ、食前酒代わりのシャンパンやジュースを頂いてからレストランへ、ディナーの後はホテルへ戻って食後酒の代わりに再度ラウンジへ

氷に入っているのはシャンパン、シロップと炭酸で自分好みの飲み物も作れます
ジン・ウォッカ・サワーと一通り
ノンアルコール類は少なめ
スナックとチーズ
女子旅には嬉しいアイスクリーム

ラウンジの横が大浴場なので、館内着で湯上りタイムを楽しんでいる人も、外資系ホテルのようなラウンジと、日本的な温泉お休み処を見事に併せ持ったスペースです
 
翌朝は朝食付きのプランだったので、ホテル内1階のイタリアレストラン朝食会場へ、味・量共に十分満足できる内容でした

ホテルの部屋数のわりに席数は多く、朝食会場にありがちな並ぶ必要が無いので、ビッフェ台もゆったり
窓の外はテラス席
サラダ・スープ・飲み物・パン・スィーツ等はハーフビッフェで
4択のメインのオムレツ
もう一つのメインチキンの炭火焼

時間が合えばチェックイン前14:30、チェックアウト後10:50、軽井沢駅から送迎バスも利用できます
近年多くの人で賑わうアウトレットのあるプリンスホテル側とは違う、別荘地として明治時代から時間に磨かれたリゾートの街・旧軽井沢
老舗、新しいお店が混然一体となり、より魅力的な場所へと進化している観光地を、存分に楽しめるオススメのホテルです
(予約サイトは下記)

グランディスタイル旧軽井沢ホテル&リゾート(一休) グランディスタイル旧軽井沢ホテル&リゾート(じゃらん) グランディスタイル旧軽井沢ホテル&リゾート(エクスペディア)

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