箱根宮ノ下のイタリアンとテイクアウト

・素材をできるだけシンプルに調理した、ナチュラルでヘルシーなイタリア料理を提供している『ソラアンナ』
・リーズナブルな料理を楽しむバルのような雰囲気の『ラ・バッツァ』
・老舗ホテルの高級ベーカリー『ピコット PICOT』

20歳前半頃から食材に近い地方リゾート地にお店を持つことを夢見ていたシェフが、関東近県で海と山の両方の良質な食材にアクセス出来るのは、ここだけとの確信で選んだのが箱根のこの場所
3階建ての元八百屋さんを自分好みに改装し、約10坪の1階が店舗になっていて、お料理好きのお友達夫婦の一軒家に遊びに来たような雰囲気のお店です

名前の由来はイタリアでの修行中にお世話になった、ローマを代表する女性料理人アンナ・デンテさんへのリスペクトから店名に付けたもの
好評のジェラートはシェフがいろいろな種類を食べてみて、最も本場イタリアの味に近いと感じたクレマモーレ製の逸品を、テイクアウトコーナーで提供しています
ランチタイムは2つのコースのみ、私達は3,850円のミニ前菜+前菜2皿+パスタ+デザート・カフェのシンプルなコース、メイン付きコース5800円〜は前日までに要予約、月曜以外にも不定休に休みが有るので、お電話してから伺う方が確実です

暑かったので、シチリアのオーガニックレモンサイダーとオレンジジュースを頂きます

まずはミニ前菜3種、赤パプリカと味噌マスカルポーネ・じゃがいもの冷製スープ・自家製ポップコーンのトリュフ塩
味噌󠄀の強い塩味をマスカルポーネのまろやかさがクッションになって、意外な取り合わせがパプリカを引き立て美味しいです
じゃがいもはクリーム等の+がなく本当に素材そのままの味、家庭で使う時じゃがいもそのものにしっかりしたコクがあると感じていましたがそれを活かしたスープ
またポップコーンが洗練されたイタリアンになるのが驚き、シェフのセンスが光ります

2皿目がスペイン産栗豚の自家製ハム、その名の通り栗の産地ガリシア地方の栗で飼育されたブランド豚を、生ハムと普通のハムの良いところだけ残して洗練させたような、柔らかくクセのない上品なハムに仕上げています

3皿目はウマヅラハギの蒸し煮、ソースは魚のアラをスパイスとハーブで煮込んだもの、冬瓜を添えるのも意外ですがソースと良く合ってます

パスタはむつとオクラのジェノベーゼソース、素材の個性を良く考えて創り出したと思われる一皿、淡白な白身魚にオクラのエグミをスパイス代わりに、そしてその粘りに食材をまとめるソースの役割を担ってもらうというユニークな発想

自家製ジェラートは4種類の中から選べるので、それぞれマクワウリと梅のジェラートをチョイス、甘さは控えめで夏の暑さの中で頂くと生き返ります

最後はカロリーオフのため予約時にデザートを果物に変更希望とお伝えしましたが、カフェの小菓子は我慢せず美味しく頂きました

チュイールとトマトのゼリー

お客さんが来店してから焼き始めるパンは香ばしくて、熱々で提供されます、パン皿の遊び心もgood

ソラアンナ
神奈川県足柄下郡箱根町宮ノ下105
0460-83-8016

かなり年季の入ったビルの2階
入口にイタリアンらしいメニュー看板
店内直ぐ左手に今日のオススメメニュー
昔信用金庫だったという店内、フロアの真ん中に大きな仕切りが、信金時代の受け付けカウンター!?

常連さん以外の接客が少し塩対応との口コミが有りましたが、お水とメニューを置いたら説明なく放置されます、前もって調べて何を頼むか打ち合わせして行くと良いかと

去年値上げをしたとの口コミが有りましたが、それでも良心的なコスパ
車で来ているのでトマトとグレープフルーツジュースで乾杯
コースの前菜、生ハムとロメインレタスのシーザーサラダ

4分の1カットのレタスに塩味の強い生ハムとドレッシングで食べ応えのある前菜、水の豊かな箱根の野菜はみずみずしく余り手を加えない方が素材の良さが活かされます

コースのパンはホイップバターとオリーブオイルで、バターが美味しくて付けすぎに注意
海の幸とルッコラのスパゲッティトマト風味、アルデンテのパスタと強めのハーブ・魚介・トマトが良いバランス
大きなヒラメちゃんの写真を見せながら、唯一スタッフさんが話しかけてくれた今日オススメのメニュー、青森産のヒラメのムニエル、安定の美味しさでした

コースでも3千円以下、イタリアンのレストランというよりイタリアやフレンチの料理法をベースに、リーズナブルなお料理をワイガヤしながら楽しむバルのような雰囲気です
車で行くとかなり難易度の高い駐車場らしく、下記のような注意が必要との事、リピーターも多いようで箱根で愛される幸せのイタリアンでした

1階にある倉庫のような駐車場。狭い入口を抜け、転車台の上に車を停めて緑のスイッチを押すと回転します。好きな向きにしてバックで駐車

ラ・バッツァ
神奈川県足柄下郡箱根町宮ノ下344
0460-87-9223

老舗ホテルの高級ベーカリー『ピコット PICOT』
箱根の山にも人気ベーカリーが幾つか有りますが、私達の一押しは100名店にも選出された『ピコットPICOT』、箱根の老舗クラシックホテルの直営店で、泊まらなくても「富士屋ホテル」のエッセンスが味わえるお得なお店です

緑の中にそびえる御殿のようなホテルの建物が目印
そのホテル入口の右側、案内看が無く分かりにくいのですが、ホテルの華やかさとは対象的なレンガの建物

お店に入ると左側の棚にスタンダードなパン、右側のショーケースは個性的なパンとケーキがディスプレイされています

こちらは一般的な食パンやロールパン
クロワッサンやアーモンドパイのエクザコナル
ランチタイムにピッタリのキッシュやミートパイ

8時から午後2時迄、8種のパンの中から2種類をチョイス、サラダ、フルーツ、コーヒーが付いている、「ブランチセット」を提供していています
近隣ホテルのハイコスト朝食を付けずに、宿泊だけにして朝食をこちらで取る人もいるようです

魅力的なセットですが、この8種以外のパンが食べたくて個別にオーダーする事に
こちらがイートインで頼んだもの、右上時計回りにキャベツとえびのキッシュ、パン・オ・ポム、ラムレーズンロール、ミートパイと+サラダ

ミートパイとえびのキッシュは温めて持ってきてくれました、ミートパイはお肉の味わいがしっかりしていて、ラムレーズンロールは軽めのパイ生地にラム酒の風味で大人の味に
キッシュは卵と海老がまろやか、可愛いりんごシェイプのパン・オ・ポムはクリームと煮りんごが餡のようになって、柔らかいパンにマッチ

コーヒーはセルフサービス、ブレンドコーヒーとカフェオレの2択

帰り際にパンとアップルパイをテイクアウト、パイはジョン・レノンがホテルに宿泊した時、お気に入りのスイーツだったとか、ホテルのラウンジでオーダーするとお値段が2倍ぐらいするので、持ち帰って自宅や宿泊ホテルでお好みの飲み物と楽しむのがベター
アップルパイは隠し味にママレードを使うホテル自慢のオリジナルレシピ、それを証明するかのように、2016年には富士屋ホテル パイ専門工房「THE PIE FACTORY」を新設
軽井沢「万平ホテル」にもジョン・レノンが好きだったアップルパイとミルクティーのエピソードが、直伝ロイヤルミルクティーの記事はこちら

日本の紅玉をふんだんに使っていると言われるアップルパイ、生地もサクサクで香ばしく酸味と甘さのハーモニーが素晴らしい
キューブチーズオニオンブレッドとキッシュロレーヌ

店名は可愛いのですが、お値段はあまり可愛くなくて、でも美味しさにつられて財布の紐が緩んでしまう『ピコット(レースやリボンの縁にある小さな輪飾りのこと)』
棚の奥ではホテルオリジナルのレトルトカレーやスープも販売、数年前帰宅途中に買って自宅で試食、旅行帰りは忙しいので夕食の手間をかけずに、ホテルカレーを楽しめる一石二鳥の有難いホテルベーカリーです

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