ワンダーな未知との出会いの旅ガイド

  • 蓼科おすすめメルヘングルメ

    最近の灼熱の夏の日本列島、今年も涼を求めて出来る限り上に登りました
    若い頃登山を趣味にしていた人は苦にならないかもしれませんが、基本山がちな地形が続く日本では、高原リゾートを楽しむなら、多少アップダウンを歩く覚悟が必要です
    メンヘン街道を気分良くドライブ、最高地点の麦草峠を越えて、北八ヶ岳登山の入口近く『白駒池』を約1時間散策、歩き慣れない身には少しハードでした

    麦草峠近くの可憐な高山植物
    標高約2000メートルの清涼な水面

    自宅にいる時はあまりの熱さに籠りがちな毎日でしたが、ここに来ると歩いて丁度良い涼しさで、久しぶり1万歩以上歩きました
    頑張った分のご褒美は、メルヘン街道沿いのオーベルジュ『夢夢舎』(ムームーシャ)でエネルギーチャージ

    緑の森の中の白いオーベルジュ

    ランチも予約制で、お肉かお魚のメインを選ぶワンディッシュランチ、ランチコース、ハンバーグステーキ等、値段は少し高めですがこの味とボリュームなら納得

    長野県は2013年に「信州ワインバレー構想」を打ち出して、この10年間で25軒だったワイナリーが約3倍になり、国産ワインの向上を牽引しています
    シルクロード→中国→日本へと伝来し、長野県特有の白ワイン用のブドウ品種、『竜眼』(龍眼とも表記される)、別名長野の名刹に因んだ『善光寺ブドウ』で造られた長野ワインも楽しめます

    多くの人が推すのが食材の円舞のような下記のワンディシュランチ、地元で採れる新鮮な温野菜とサラダ、鯛のポアレ、モッツァレラとトマトのジェノベーゼソース、サーモンとポテトのキッシュ、パン、デザートのリンゴとルバーブのタルトとフルーツ
    文字通りお料理からデザートまで、大きな一皿に所狭しと並んでいて、どこから手を付けようかと迷いますが、大丈夫、どこから食べても美味しいです

    お父さんとシェフの娘さんのツーオペで切り盛りされているので、少し時間がかかりますが素敵なお庭を眺めながら待つのもリゾートランチならではの贅沢、食前のナスの冷製スープ、食後の珈琲も美味しかったです
    晩秋から早春にかけては休業しますので、ホームページで確認して下さいね

    地元で人気のブーランジェリー『パン ド トナリテ』

    翌日の朝食用に地元のブーランジェリー『Pain de Tonalié』(フランス語で音色という意味だそうです)に立ち寄りました、やはりメンヘン街道沿いのその名の通りメルヘンな建物で、駐車場も広く旅の途中下車に便利です

    クロワッサン・サンドイッチ・お菓子パンと一通りのラインナップ、イートインコーナーもあるのでランチをさっと済ませたい時は、こちらでコーヒーと一緒にパンを楽しんで次の目的地へというのもオススメ

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  • 箱根仙石原テイクアウトおすすめグルメ

    ・豊富なお惣菜『勝俣豆腐店』
    ・行列ができる人気店『相原精肉店』

    江戸時代までは関所と江戸の人々が比較的楽に行ける温泉保養地だった箱根、明治になるとリゾート開発が進み、観光地として全国各地から人々が訪れる様になりました
    その様な歴史が有るので、何気に営業しているお店でも旅館含め老舗の・・・という場所が有ります

    こちらの『勝俣豆腐店』もカジュアルな雰囲気の店構えですが、1920年創業 『美と健康』をモットーに箱根山麓の湧水、国産大豆‘’フクユタカ”を100%使用し、昔ながらの豆腐作りを約百年続けています

    写真は四代目(奥様が)のご主人だそうで、ブログに載せたいと申し出るとポーズまでとってくれました🤭

    運良く沢山のお惣菜と稲荷寿司が並んでいましたが、週末限定のものも有り、午後に行くと売り切れの場合も多いので、買いに行くならお早目に

    ホテルやレストランの食事に飽きた時、朝食や昼食、おやつにお薦めです
    煮物は優しい家庭の味ですが、やはり豆腐店なので具沢山のがんもがオススメ
    買ったことはないのですが、豆乳プリンやおからのドーナッツ等おやつメニューも美味しいとの評判です

    その勝俣豆腐店から歩いて2分、テイクアウトで人気の『相原精肉店』が店を構えています
    時間によっては行列ができる人気店で、お肉の他有名なローストビーフ、ハム、ソーセージ、コロッケ等加工品も充実しています
    観光客から別荘民まで広く愛されていて、部屋飲みのおつまみに最適、意外と生ラーメンとスープも販売していて、帰宅前に寄ってお店のチャーシューと家で楽しむ方もいるようです

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  • 箱根仙石原のおすすめ蕎麦と中華麺

    ・自然薯と蕎麦の名店『しずく亭』
    ・こだわりの手打ち蕎麦『箱根茶寮 深山』
    ・気軽にハイレベルの中華『ちゃいなハウス』

    仙石原すすき野に近く、開店しているなら必ず訪れる自然薯料理の専門店『しずく亭』、
    休みが不規則なので訪れる前には必ずお電話で営業の確認をします

    一見お店に見えない普通の別荘の様な外観

    ランチメニューは本当にシンプル、『自然薯のとろろそば』と『麦とろ』の2つの選択しかありません、ただそのシンプルさ故にかける手間暇に感心させられます
    まず納得する自然薯が手に入らない時はお店を開けないというこだわり、同じ自然薯でも天然ものなので、それぞれ粘りに個性がありそれに合わせて擂り方を変えて、麦とろに最適なとろろ汁に仕上げるそうです
    麦とろのお米を研ぐときにも、箱根の名水『嬰寿の命水』(強羅駅近く和菓子の花詩の側にあって、ご好意で自由に汲むことが出来る)を使う徹底ぶり
    そばの出汁はしょうゆベース、麦とろはみそベースで麦とろは付け合わせの小皿や鯵の干物も付いています

    以前『麦とろ』を頼んだ時はそれなりの量があったので、ランチを軽くしたい私はいつもそばを頂きます

    しっかりした「コシ」の田舎蕎麦をとろろで頂く本当に純粋で無駄のない一皿ですが、のど越しはさっぱりとしながら、蕎麦ととろろと出汁の掛け合いが絶妙で、美味しさが口いっぱいに広がります、個人的に今まで食べたとろろ蕎麦の中で一番好きです
    普通は最後に残ったとろろを蕎麦湯で頂きますが、こちらは蕎麦湯を出さず、食べ終わる頃に丁度無くなるように調整されているようです、出来るだけ自然薯をそのまま楽しで欲しいとの、店主のメッセージを感じます

    最後に黒糖ゼリーを頼んだら、バニラアイスも乗っていて得した気分です

    帰り道、道端の鮮やかな草花も箱根の魅力

    仙石原の手打ち蕎麦『箱根茶寮 深山』
    ランチタイムでも食べログからネット予約出来ます
    湯本から仙石原→御殿場へ続く国道138号線のロードサイド、分かりやすいはずなのですが草木に隠れて見えにくい看板で一瞬迷います
    お店の外観で損をしているという口コミが有りましたが、確かに看板だけでもスッキリ目立つようにすれば、印象が変わり来客も増えるような気がします

    駐車スペースは6台ぐらいのキャパが
    お店の中はスッキリと広々しています

    夫婦お二人のお店のようで人手は少ないですがメニューは意外と豊富、夜も営業しているのでホテルや旅館の食事が続いて、少し違うディナーを食べたい人にも便利なお店です

    手作り、手打ちにこだわりっているので品数の多いコースは要予約、普通に蕎麦メニューを頼んでもかなりゆっくり提供されます、最初にお通しの手作り豆腐、滑らかなお豆腐と温かい餡掛けが美味しい

    自家製鱒の燻製、スモーク感は少な目

    自然薯とろろ蕎麦は最初蕎麦つゆだけで手打ちの味を楽しんで、その後とろろで頂きました、北海道産の蕎麦の味と歯ごたえを十分楽しめるように蕎麦は短めに切ってあります

    野菜の天ぷらはしっかりした衣をつゆにくぐらすとちょうど良いサクサク感に
    そば湯で頂くとろろも美味しかったです

    わさびも注文の度にすり下ろして提供される様で香りと嫌味のない辛さが好印象、注文からお店を出るまで1時間20分かかったので、時間に余裕がある日に予約をしてから出かけるようお薦めします
    (予約サイトは下記)

    箱根茶寮 深山

    もう一店ランチでも夕食でもオススメなのが、『ちゃいなハウス』、その名の通り仙石原の中華の老舗です
    お店は仙石案内所のバス停から歩いてすぐなので、見つけやすいロードサイドにあり分かりやすいパンダが目印

    一押しメニューは皮から作る餃子の数々、私は定番の餃子が好きなのですが、岩のりやスタミナ(ニンニクとぎんなん入り)を絶賛されている人もいるので、そのうち挑戦してみたいと思います
    餃子で有名なお店ですが、一度ラーメンを食べたらレベルの高さに驚きました、しょうゆスープはしっかりしたコクが有りながら、あっさりしていてくどくなく、丁寧な仕込みを感じられます

    単品も多いのですが、セットメニューも充実していて、ランチタイムはセットで頼む方が多いようでしたが、私達はそれぞれ単品でラーメンとチャーシューメン、餃子はシェアしました

    テイクアウトもOK

    最後にクスッと笑える張り紙が😁
    自己探究真っ只中の18歳が、歳を重ねて再び迷走する81歳に
    老いも若きも悩みが尽きない様子がコントのようで、微笑ましい対比でした

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  • 中央自動車道のお薦めSA、PA

    ・談合坂SA(下り)
    ・釈迦堂PA(下り)
    ・八ヶ岳PA(下り)
    ・談合坂SA(上り)

    東京を出発し、中央自動車道のサービスエリア(SA)、パーキングエリア(PA)で、グルメやお土産を楽しみました。

    談合坂SA(下り)

    レストランや土産物店が豊富です。

    名物は建物外側で販売している「田舎の豚まん」。たっぷりの肉がボリューム満点、食べ応え抜群でした。

    釈迦堂PA(下り)

    「ラーメン食堂」の中華そばは、じっくりとダシを取っていて、チャーシューはボリュームたっぷり、どこか懐かしさを感じます。売店のコーヒーにもこだわりがあります。

    中華そば
    チャーシューそば
    釈迦堂ブレンド

    ここから徒歩で登ると、甲府盆地が一望できる立地に釈迦堂遺跡博物館があり、縄文遺跡の出土品を見学できます。

    八ヶ岳PA(下り)

    名前のとおり、八ヶ岳を展望できます。シャインマスカットも販売していました。

    談合坂SA(上り)

    広い敷地に多くの店が並び、屋外店舗も充実していました。

    果物は新鮮で抜群の糖度がある逸品でした。

    シャインマスカットと黄桃

    また、にんにく辛味噌は、ここ限定とのことでした。

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  • 芦ノ湖桃源台・湖尻のおすすめグルメ

    ・カレーとシチューの人気店『湖亭』
    ・わかさぎの名店『網元おおば』

    箱根の山の左右に広がる芦ノ湖、古来関所があった元箱根が観光の中心ですが、仙石原寄りの湖尻や桃源台も遊覧船やロープウェーの発着場所になっていて、魅力的なお店がたくさんあります
    中でもレイクビューの『湖亭』は、本格的なカレーやビーフシチューで有名な人気店、通常チェックアウト11:00~というホテルが多いので、ランチ予定のお店が開くまで時間をつぶしますが、こちらは10:30分からオープンしていてランチタイムも予約可能という、旅程を組むときにタイムロスが出ない有難いお店です

    数日間煮込むデミグラスソースのビーフシチュー、ローストされた鳥の骨付きもも肉が一つ入ったカレー(結構量が多いので小食の人は半ライスにしてもらうがおススメ)が人気
    全般的にスパイスが効いているので、子連れで行った時はピザや唐揚げ、チーズなどを取り混ぜて注文すればファミリーで楽しめますし、カフェ利用だけでも良いそうで、ケーキセットやジュース類も充実しています

    あいにくの雨ですが、テラス席もあります
    セットのオニオンスープ、トマトの酸味がアクセント

    以前来たときはカレーを頼んだので、今回は二人ともビーフシチューをチョイス、ビーフはかなり煮込まれていて、口に入れるとホロホロに、スパイシーなソースと良くからんで絶品です
    温野菜とパスタは薄味なので、ソースをからめて口に運ぶと濃厚なラグーソースで味わうイタリアンのようで、2通りの楽しみ方が出来ました、ライスもついているのでしっかりランチを取りたい人にはとてもオススメ、ライスは1回だけおかわり無料のようです

    芦ノ湖の幸を味わう和食レストラン『網元おおば』
    芦ノ湖の桃源台周辺で和食のグルメレストランを探している人にオススメなのが、湖の幸を満喫出来る『網元おおば』、目の前の芦ノ湖でオーナー自ら漁をして、レストランに運ばれる公魚(わかさぎ)で評判のお店
    こちらの「わかさぎ」は宮内庁にも献上している、由緒正しい湖水魚、湖畔には「わかさぎ」をメニューに謳ったお店はそこそこ有りますが、私達はこちらがお気に入りです

    お店の前に宮内庁献上の看板が誇らしげに立ってます
    わかさぎよりも大きく「ひもかわうどん」の旗印
    お店の横がつり舟の発着所、鮮度はお墨付き、刺し網漁で捕るそうです
    当然レイクビュー

    「わかさぎ」の天ぷらはマストですが、フライも捨てがたい美味しさ、そして何故か群馬の御当地うどん「ひもかわうどん」が人気メニュー、全て楽しみたいので、下記の様な組み合わせでオーダーしました

    わかさぎフライ、うつぎセット
    温かいひもかわうどんと、わかさぎと野菜天ぷらの盛り合わせ

    ひもかわうどんは薬味に隠れてますが、きしめんの2倍位の幅があって見た目はほうとうよりも大きいです、でも食べてみるとコシが有りながらも喉越しが優しく、出汁も効いていてあまり他のお店では食べられない独特の味わい
    「わかさぎ」のフライと天ぷらはそれぞれ違うサクサク感があって、甲乙つけがたい美味しさ、天ぷらはレモン塩と青海苔の塩が添えられていて、味変しながら様々に楽しめます
    メニューのコメントにニジマス、ヒメマス、サクラマス等、その日の漁で揚がる魚が違うので、係の者に聞いてくださいとの事
    逆に昔訪れた時が近年の温暖化の影響か、「わかさぎ」が不漁で、お出しできないと言われた事も・・・、このままでは芦ノ湖の「わかさぎ」がメニューから消えてしまうかも知れません、天皇家の食卓にも上がった「わかさぎ」を皆様一度お早めにご賞味下さい

    道路の向かい側にある広い駐車場
    帰り際桃源台港にダブル海賊船の珍しい光景が

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  • 富士山噴火と歴史を学ぶ施設めぐり

    二つの富士山世界遺産センター

    葛飾北斎「富嶽三十六景」の中で「赤富士」と呼ばれる有名な「凱風快晴」。そのイメージのように、天気の良い夏の早朝、太陽光は波長の短い青色光が散乱してしまい、赤色光が富士山の玄武岩にあたって赤く染めます。

    葛飾北斎「凱風快晴」
    夏の早朝、赤く染まる富士山

    富士山はなぜ、これほど整った円錐型の姿なのでしょうか?
    それは、富士山が噴火を繰り返し、新しい層は10,000年余りという短い期間に粘性の小さい流れやすい溶岩を積み重ねたためです。粘性が大きければ強い爆発はあっても広い裾野を作ることはできないし、長い時間がかかれば山体が削られたり崩れたりして急峻な山容に変化します。富士山の噴火は、山体を削っていく時間を与えずに何度も溶岩を流して、現在の姿を造りあげたのです。

    その前の古富士火山の活動によって、現在の山中湖・忍野八海と本栖湖・精進湖・西湖の地域に二つの湖ができましたが、噴火活動による消長を経て、平安時代、864年の貞観の大噴火が富士五湖を作りました。山中湖の湖面が標高982m、本栖湖・精進湖・西湖は地下水がつながっていていずれも標高902m、河口湖は830mです。

    本栖湖
    精進湖
    西湖
    河口湖
    山中湖

    富士山に川はありませんが、水はけのよい新しい層の下に水を通しにくい層があって、その間の胎内に豊富な水を宿し、麓に湧き水をもたらしています。

    富士山胎内の水が上部の新富士火山層と下部の古富士火山層の境の絶壁から湧き出している白糸の滝
    静岡県富士山世界遺産センター内のカフェ「スプリング」で提供している「富士の湧水ホットコーヒー」

    たびたびの噴火は、人間に大きな災害をもたらしながら、周辺の地形を作り変えました。恐ろしい富士山は、太古から信仰の対象でした。噴火は山の神の怒りと考えられました。駿河国、現在の富士宮市にある富士山本宮浅間大社には浅間大神が祀られていますが、その近くの溶岩流の先端部分にある山宮浅間神社には、遥拝所があります。

    富士山本宮浅間大社
    山宮浅間神社から富士山を遥拝する

    平安時代は噴火活動が活発でした。朝廷は富士山の神「浅間神(あさまのかみ)」を鎮めるために祭祀に努めました。しかし864年の貞観の大噴火で流れた溶岩は、甲斐国に広大な青木ヶ原樹海を作りました。朝廷は甲斐国でも浅間神を祀りました。

    北口本宮冨士浅間神社(富士吉田市)

    その後、11世紀頃からは、修験者が山中で修行するようになりました。

    村山浅間神社。修験者はこの地を拠点に富士山に登拝した
    村山浅間神社にある興法寺大日堂。興法寺は富士山修験者の中心地だった

    最新の噴火は江戸時代1707年の宝永噴火で、M8.2の元禄関東地震の4年後、M8.7の宝永東海・南海地震の49日後に起きました。高温の軽石や火山灰が登山・信仰の拠点だった須走の集落を壊滅させ、西風に乗って大量の火山灰が江戸などに降り注ぎました。また火山灰は酒匂川などを氾濫させたほか、農作物に深刻な打撃を与えました。
    富士山はいつ噴火してもおかしくないのですが、専門家は、南海トラフ地震の発生が噴火を誘発する可能性を指摘しています。300年余り噴火していない間にたまったマグマが一気に噴き出せば、大きな被害になります。富士山が噴火した場合の被害について、噴石、溶岩流、火砕流、泥流などを挙げていますが、特に極めて多くの人に被害を与えるのが火山灰です。宝永噴火では江戸に5cmの火山灰が積もったと推定されていますが、その影響は深刻です。火山灰は小さなガラス片でできていて、これを長く吸い込むと気管や肺が傷つけられ、目に入れば眼球や角膜を傷つけます。肌や服に付くとべたべたして取るのが難しく、有毒な物質が火山灰に付着していれば健康被害を引き起こします。また、電気や水道、交通機関などのインフラに被害を与え、コンピューターや精密機器を狂わせ、農作物にダメージを与えるなど、影響は広範にわたります。大規模な噴煙に含まれる火山ガスが硫酸のエアロゾルを成層圏で拡散させれば、気温の低下を引き起こします。(鎌田浩毅監修「富士山噴火」)

    なるさわ富士山博物館

    道の駅なるさわに隣接しているなるさわ富士山博物館の展示やシアターでは、富士山の成り立ちなどの基礎的な知識を得ることができます。また、山梨県立富士山世界遺産センターと静岡県富士山世界遺産センターでは、富士山がどのように信仰の対象になり、芸術を育んだかなども学ぶことができます。

    山梨県立富士山世界遺産センター外観
    山梨県立富士山世界遺産センターの展示
    静岡県富士山世界遺産センター
    静岡県富士山世界遺産センターの館内で、富士登山をイメージして、らせん状のスロープを登っていく

    山梨県立富士山世界遺産センター
    山梨県南都留郡富士河口湖町船津6663-1
    TEL: 0555-72-0259

    静岡県富士山世界遺産センター
    静岡県富士宮市宮町5-12
    TEL: 0544-21-3776

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  • 黒曜石と蓼科山・八ヶ岳山麓の歴史

    黒曜石体験ミュージアム

    八ヶ岳と富士山に背比べのために樋を渡したら水が富士山に流れて八ヶ岳の勝ちとなり、怒った富士山の神様が八ヶ岳の頭を叩き割ったので今の峰々が残ったという伝説があります。

    茅野市から望む八ヶ岳

    特に南八ヶ岳には主峰赤岳(2,899m)をはじめ急峻な峰が連なり、首都圏からのアプローチが良いこともあって登山者の人気を集めています。
    八ヶ岳は、日本列島を分断して南北に伸びる溝であるフォッサマグナの中で誕生した火山で、200万年という長い火山活動の歴史を持ちます。活発だった火山活動の後、特に南八ヶ岳の西側斜面は長い年月の間に風雨が山を削り、この急峻な地形を作りました。

    これに対してややなだらかな北八ヶ岳で、白駒峰が噴火し川を堰き止めてできたのが白駒池です。標高2,115mにある神秘的な池で、周囲には数百種類と言われる苔が群生しています。

    神秘的な天空の白駒池
    白駒池付近の苔の群生
    もののけの森

    八ヶ岳と蓼科山の北西、白樺湖の近くに位置する鷹山(たかやま)。ここに黒曜石原産地遺跡があります。旧石器時代の3万年前から縄文時代にかけて黒曜石を採掘した跡です。
    この辺りは星糞峠と呼ばれていますが、キラキラ輝く黒曜石は星のかけらのようで、中部高地で黒曜石が出土する遺跡は星糞峠のほか、星ヶ塔 、星ヶ台など星の名がつく高原地帯で発見されています。
    黒曜石は、マグマが地上付近で急速に冷えてできる天然のガラスですが、どの火山でもできる訳ではありません。石を加工して道具を作るのは大変な苦労だったと思われますが、鋭い切り口になる黒曜石は加工しやすく、ナイフ状の石器や矢じりなどに使われました。旧石器時代には川底などから拾うことが多かった黒曜石ですが、縄文時代には穴を掘って採掘しました。産地から遠く離れた場所でも使われた跡があります。掘り出された黒曜石は、ふもとのムラからムラへと運ばれていき、ムラを結ぶ道は「黒曜石の道」となりました。八ヶ岳の山麓には、大量の黒曜石が集められた大きなムラが点々と存在していました。そこは良質な信州産の黒曜石を求めて遠くの地域から訪れる縄文人との出会いの場となり、東西文化の交流のネットワークが結ばれていました。

    黒曜石体験ミュージアム

    黒曜石体験ミュージアムでは、石器などの展示や説明から最新の研究成果を知ることができるほか、石器づくりなども体験できます。また徒歩30分に「星糞館」があります。是非お出かけください。

    星くずの里たかやま黒曜石ミュージアム

    長野県小県郡長和町大門3670-3
    0268-41-8050

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  • 箱根仙石原おすすめイタリアン

    お気に入りのホテルが箱根仙石原にあり、今年も夏の避暑とグルメ探訪を兼ねて来ています、何よりこの場所が好きなのはリーズナブルで美味しいお店が多く、毎年再訪を楽しみにしているからです
    その1つ『SOLO PIZZA』は箱根から御殿場に抜ける大きな道路から、狭い道を入って坂を上った所にあります、その手前にやはりイタリアンの有名店がありますが、個人的にはこちらがおすすめ
    目立たない場所にありますが、この地域の人気店なので日時が決まっているなら、特にゴールデンウィークや夏休みは予約するのがベター、予約は一カ月前同日からスタートです

    イタリア古民家のような一軒家、箱根の森にとけ込んでいます
    入口すぐ可愛いタイル模様の焼き窯が目に入ります
    店名にもなっているので、やはりピザのメニューが多くオススメなのが分かります
    季節のメニューから冷静枝豆クリームスープとバーニャカウダー

    枝豆は粗越ししてあるので本来の食感も残しつつ、夏らしく塩味の効いたさっぱりとした味わい
    バーニャカウダはイタリアンの定番、濃厚な温かいソースに野菜をデップして頂きますが、こちらは更に焼き色を付けて提供してくれます
    そのソースをつけると、生鮮野菜を焼き野菜のような香ばしさで楽しむことが出来るという初めての感覚で、こんな野菜の楽しみ方があると改めて教えてもらいました

    お待ちかね、マリナーラとシチリアーナのハーフハーフのピザ、かなり大盤ですが、生地は薄めなのでサクサク食べられます
    向かって左がマリナーラ、トマト・ニンニク・オリーブで船乗りが好んだと言われるとてもシンプルなピザ、右がシチリアーナ、オリーブ・トマト・チーズ・アンチョビのしっかりした味わい、どちらも美味しいです

    メインは窯焼き(ピザと同じ窯で焼く)チキン、高温で一気に焼くのでシンプルですが、皮がとてもパリッとして炭火で焼いた焼き鳥の様な食感

    写真の鶏肉の下に同じ量のチキンが隠れているのでかなりのボリュームです、食べ終わるともう十分満足のディナーでした

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  • 軽井沢クラシックホテルのアフタヌーンティーとカフェ

    ・万平ホテルのロイヤルミルクティー
    ・旧三笠ホテルのカフェ

    ジョン・レノンが愛したロイヤルミルクティー

    軽井沢を代表する創業130年の万平ホテルが、2024年秋に改修工事が完成し、この地で新たな歴史を刻む事になりました、リニューアル前に一度宿泊しましたが、ホテル内の色んな場所に歴史の重みを感じさせてくれるホテルです

    中でも多くの人で賑わうのが1階のカフェテラス、人気のメニューがジョン・レノンが愛したアップルパイとロイヤルミルクティーです、本人の直伝と伝わるミルクティーは、ホイップクリームがトッピングされてかなり甘口
    紅茶大国イギリス出身らしく、紅茶にこだわりが強かった人なのかも知れません、それほど複雑なレシピでは無いので、家でも飲んでみたい方はお気に入りのティーカップに注いで楽しんで下さいね

    材料
    ① 牛乳      500ml ※乳脂肪分3.5%以上
    ② アッサムの 茶葉 9g
    レシピ
    (1)牛乳を鍋に入れて強火にかける。
    (2)沸騰直前で弱火にして、アッサムの茶葉を入れて軽くかき回し2、3分おく。
    (3)茶こしで茶葉を取り除きながらカップに注げば完成。
    私はダイエット中なので、ロイヤルミルクティーだけです

    名士の社交場だった旧三笠ホテルのカフェ

    旧軽井沢銀座から約2キロ(徒歩で30分)、1906年(明治39年)西洋式インテリアで飾られた三笠ホテルが開業、オープンセレモニーは東京から各界の名士が駆け付け、憧れのリゾートホテルとして名声を高めました
    1970年にはホテルとしての営業を終え、軽井沢の観光名所になりましたが、大規模保存修理工事のため閉館、去年2025年10月にリニューアルオープンし、再びこの由緒あるホテルの中を見学出来るようになりました

    大正ロマン時代の映画セットのようなホテルの外観
    歴史ある建築なのでエレベーターはありませんが、向かって右側の黒っぽい建物にエレベーターを設置してくれているので昇降も楽
    ホテルの晩餐会の一コマ、近衛文麿、有島武郎等日本史に出てくる著名人の中に、左から五番目・創業者・山本直良の姿も
    ホテル時代のホール、戦後の進駐軍のダンスパーティー会場になっていたそうです

    平日にも関わらずバスが発着するたびに人が降りて来て、それなりに賑わっている理由の一つは、この歴史ある重要文化財の中の空間で、軽食と飲み物が頂ける『CAFE MIKASA HOTEL 1906 』の存在

    昔客室(多分スィートルーム)だった場所をカフェ仕様にしたお洒落な店内
    暖炉も当時のまま、今は飾り棚になってテニスラケットが、どなたの持ち物だったのでしょうか
    ビーフカレーやスイーツが充実
    この中で頂くコーヒー、場所のプレミア感でとても美味しく感じます
    2階のカフェから見えるホテルの景色
    ミニチュアのホテル全景、一度泊まってみたかったです

    旧軽井沢周辺のホテルから歩くとかなりかかりますが、駅や旧軽銀座からバス便が1時間に1~2本あり、時間を上手く合わせればそれなりに足回りは確保出来ます、私達は移動が便利でお得なカーシェアを利用しました、旧軽井沢の記事はこちら
    軽井沢の鹿鳴館と呼ばれた『三笠ホテル』、今は名士でなくてもだれでもこの空間に足を踏み入れられる、素敵な場所でした

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  • 箱根の噴火と歴史を学ぶ施設と史跡

    箱根ジオミュージアムで噴火の歴史を学ぶ

    江戸時代、湯本から須雲川沿いに畑宿、芦ノ湖畔の関所を通って三島に向かう街道は、多くの人が行き交い、今も箱根旧街道として知られています。しかし、その前の鎌倉時代、室町時代はこの道でなく、湯本から芦ノ湖までは湯坂道と呼ばれる尾根筋のルートが使われていました。

    精進池

    この湯坂道を登り切った精進池のあたりは、一面に溶岩が作った荒涼とした風景が広がり、天候が変わりやすい難所でもあることから、地獄と呼ばれ、またいつの頃からか賽の河原とも呼ばれました。ここには溶岩を彫って作った地蔵など多くの石仏が見られます。賽の河原で救われるためには、地蔵菩薩にすがるしかありません。

    固い安山岩に彫られた地蔵菩薩
    巨大な安山岩を彫って作られた六道地蔵

    父親を殺された曽我兄弟は恐らくこのルートを通り、かつて弟五郎が仕えていた箱根権現(現・箱根神社)に祈願したことでしょう。富士の裾野で開催された鷹狩りに参加し、首尾よく敵(かたき)の工藤祐経を討ち取りました。戦いで死んだ兄十郎、処刑された弟五郎の兄弟の墓が精進池のほとりにあります。

    芦ノ湖畔にある箱根神社の鳥居
    曽我兄弟の墓

    正月の箱根駅伝の山登り区間では、この近くに標高874mの最高地点があって、ここから一気に芦ノ湖へと駆け下ります。

    国道1号最高地点。駅伝選手はここから駆け下る

    このほど近くの溶岩台地に、かつての箱根七湯の一つ、芦之湯があります。多くの文人や絵師などが湯治のかたわら、東光庵薬師堂に集まって句会や茶会を楽しみました。太田南畝、賀茂真淵、安藤広重も訪れました。また、12,000年~13,000年前の黒曜石の石器が発見され、恐ろしい火山のもとでの人間の営みが想像されます。

    芦之湯の熊野神社に復元された東光庵

    箱根40万年の間の活発な火山活動は、外輪山や中央火口丘、カルデラなどの複雑な地形を形成し、豊かな種類の温泉を作り出しました。4万年前には仙石原湖ができましたが、3,000年前の噴火が芦ノ湖を作り、火砕流が仙石原湖を埋めて湿地帯を作りました。

    芦ノ湖と仙石原
    仙石原湿原。後方の森林は箱根湿生花園、背景は外輪山の金時山

    有史以来マグマ噴火は起きていませんが、大涌谷で噴き上がる水蒸気は、この山が活火山であることを物語っています。2015年には水蒸気噴火が起きました。

    水蒸気を噴き上げる大涌谷

    大涌谷にある「箱根ジオミュージアム」では、箱根がどのように形成されたかをわかりやすく説明しています。

    箱根ジオミュージアム

    箱根には湯本、元箱根、強羅など人気スポットが多く、訪日外国人観光客を含めて多くの人が訪れますが、このリゾート地を自然がどのように作って来たかを知るのも、楽しみのひとつではないでしょうか。

    箱根ジオミュージアム
    神奈川県足柄下郡箱根町仙石原1251
    TEL: 0460-83-8140

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