ワンダーな未知との出会いの旅ガイド

  • 箱根仙石原こだわりのカフェ

    食後はやはり美味しいコーヒーを訪ね歩くのが旅の習慣、今回もオススメのカフェを発見、こちらも国道138号線のロードサイドにある『a*maze CoffeeHouse(アメイズコーヒーハウス)箱根』、地味な看板で、見過ごしてしまいそうでした

    こちらがカフェの目印、見落とさないでね
    入口は古民家カフェの風情
    お仲間達と協力してリノベしたらしい店内は、どの席からも大きな窓越しに緑が見えます
    入口でコーヒーの種類と特徴を書いたメモを見比べながら、主人はエチオピア、私はルワンダを注文
    焙煎機も備えている本格派、もちろんハンドドリップ
    小菓子も付いて来たのが嬉しい
    紙のコースターに注文したコーヒーの名前を貼ってくれてオーナーの細やかな配慮を感じます
    2人共にエチオピアが気に入って豆を購入、自宅に帰ってからもしばらく楽しめました、ネットでも購入出来るので是非

    朝9時から営業しているので箱根の早朝散策の途中に立ち寄るのにも便利、珈琲以外もホットサンドやスィーツ等もあるのでランチ利用でも良いと思います
    小田原や平塚にも店舗がある人気店らしく箱根はオープン2年目、多くの人に美味しいコーヒーを楽しんでもらいたいと、コーヒーの淹れ方ワークショップも開催する珈琲愛溢れるオーナーのお店でした

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  • 軽井沢駅周辺のグルメ

    ・駅直結の新しい複合施設『軽井沢T-SITE』
    ・気楽に味わうイタリアン『trattoria ABBIOCCO』
    ・スペインの名店が軽井沢に『ホセ・ルイス軽井沢』
    ・お洒落な店の本格中華『麗晶』

    駅前の旧信越本線の線路跡地を活用した新施設『軽井沢T-SITE』へ、広々とした敷地に、カフェ、レストラン、生活雑貨、家具、グリーンショップなど、日常を豊かに彩るショップが集まっています

    上から見た全体像はとてもシンプル
    ショップのラインナップ、まだまだ伸び代が有りそうです

    洋食の名店が多い軽井沢で和食が恋しくなって、明治4年創業の乾物問屋『尾粂商店』が手掛ける、だし専門店『だし尾粂(おくめ)』の一角にある『食事処おくめ』でランチ

    和食文化の核になる様々な出汁の素材、自分好みにブレンドをお願いして、マイオリジナルな出汁の素をオーダー出来ます
    珍しい出汁の試飲コーナー、専門店の名は伊達じゃない
    スタンダードな和定食メニュー、少し強気な価格ですが、魚は一つ一つ網焼きで手がかかっています
    流石出汁専門のお店、最後だし茶漬けが楽しめるように、鉄瓶にお出汁を入れてくれます

    また、ラウンジサービスを提供する『 SHARE LOUNGE 軽井沢T-SITE』 や、温浴施設『 AQUAIGNIS GARDEN SPA』 など、ゆったりとした時間を過ごせる施設も併設

    かなり広いシェアラウンジ、隣にスターバックスがあるので、テイクアウトして新幹線の時間までゆっくり出来ました
    アクアイグニスのスパ、薬草湯の暖簾が日本の銭湯文化を想起させます

    この施設の開発リーダーの一人・立花哲也さんは、地方創生プロジェクトを幾つも成功に導き、以前から軽井沢のポテンシャルに注目
    軽井沢でこんなプロジェクトを形にしたいと願っていた所、引き寄せるように企業からお声がかかったとか
    将来的にはクリエイティブな人たちが集い、交流し何かが生まれる場所になることを期待し、そのために必要な設備を整え、足を運んでみたくなる居心地のよい空間を意識したとの事、最終的には、軽井沢が新時代を牽引するモデルとなっていければ嬉しいと、軽井沢の未来を想い描いているそうです
    軽井沢の豊かな自然とともに、本や食、ライフスタイルを楽しみ、地域の人や旅行者にとって心安らげる場所として、軽井沢の新名所は夏休み・避暑の季節も重なり、とても大勢の人で賑わっていました

    約5年前に星野リゾートのシェフが開業した『trattoria ABBIOCCO(アビオッコ)』、以前のお店はもう少し旧軽銀座に近かったのですが、軽井沢駅から徒歩10分、ピザの名店として名を馳せた『エンボカ』跡地に去年移転オープンしました

    三角屋根の建物はそのままで、雰囲気のあるスタイリッシュなイタリアンへリノベーション
    インテリアは変わっていますが多分以前のお店の焼き窯を引き継いで、このお店のピザも好評
    メニューは多彩ですが、全て今日のオススメをオーダーしました
    グラスワインの白とノンアルコールのモヒート、主人は提供されたものでお店のワイン選びのセンスを判定、合格だそうです
    5種類の前菜の盛り合わせ
    アサリとタコのプッタネスカ、黒オリーブを惜しげもなく使っていてイタリアンを実感します
    真鯛のグルノーブルソース、フランス・グルノーブル地方の定番レシピ、焦がしバターの風味とレモンのさわやかな香りがお魚をよりいっそう引きたてます

    全ての料理は2人でシェアするのにちょうど良い量で、ライトディナーにピッタリ

    種類は少ないけど、アイスクリームのコーナーも、全てのメニューの中でこちらが一番だったとの口コミが
    昼はアイスクリームをテイクアウトして、お洒落な空間で頂くことも

    軽井沢で、スペイン王室も絶賛するグルメをお手軽に
    料理界の耳目を集めているのが、ホテル「トゥインラインホテル軽井沢」内に2020年7月3日よりオープンした、『ホセ・ルイス軽井沢』です(外来利用可)

    1957年マドリード発祥のこのお店は、スペイン国王から「トルティージャ(スペイン風オムレツ)がスペイン一」と称賛されるなど、王室御用達店として名声を誇っています、軽井沢駅近くのホテルに泊まった時、徒歩で初めて訪問して以来ファンに、ディナーはコースのみになって、コースだと重いので、今回は軽めのランチコースを食べログから予約

    ホセ・ルイス
    暑いので、シャインマスカットのソーダとソフトドリンクを頂きます

    前菜は上の白いカップが、アメーラトマト(静岡で品種改良された高糖度のトマトで軽井沢の特産にもなっている)のガスパチョ、白いトッピングはココナッツのソルベ、暑い日にとてもさっぱりします
    向かって右から、牛すじのコンソメ煮、ムール貝と根菜のマリネ、マグロのスモークサラダ、どれも工夫されていて美味しい

    サラダは生ハムとマッシュルーム、もちろんイタリアのプロシュート、中国の金華火腿並んで世界三大ハムひとつスペインのハモンセラーノ、軽井沢は高原野菜の産地が近く美味しいので、ハムのしっかりした味わいが野菜とベストマッチ

    海老出汁のフィデワ

    あまり日本では馴染みのないパスタのパエリヤで、基本的なレシピは同じでお米をパスタに代えたものです、諸説ありますがバレンシア州の港町でお米が足りなくてパスタを入れたらその美味しさが話題となり、スペインの地中海沿岸やバレンシア地方ではとても親しまれているメニューです
    こちらのパスタは上にカッペリーニという極細麺、下にフィデウア(極小マカロニパスタ)という二種類で、エビの出汁で煮込まれていてとても美味しいです

    デザートのフルーツ

    コース最後のデザートはバスクチーズケーキでしたが、糖質制限中なので食べログで予約する時に、果物に変更希望と書いておきましたが、高温・短時間で焼き上げてベイクドチーズケーキの香ばしさと、レアチーズケーキの滑らかさを併せ持つバスクチーズケーキも魅力的、スペインのパスク地方は美食家を魅了するグルメの街、いつかは訪れてみたい場所です
    (予約サイトは下記)

    ホセ・ルイス

    ディナーはこちらも比較的新しい軽井沢では貴重な高級中華の店『麗晶』、東京の有名店の支店だそうです

    中華店とは思えないスタイリッシュな外観。この駐車スペースとは別に、道路の向かい側に専用駐車場があります
    入口付近アジアンテイストではない彫刻に迎えられます
    お店に入るとしっかりワインセラーが、主人曰く中華料理とワインは合うとの事
    高級感漂う店内のインテリア

    旅行中は部屋飲み(私は飲めないので主人に付き合ってひたすら食べます)が習慣になっているので、ディナーが重過ぎるとその後何も食べられないので、アラカルトで少し軽めに

    お酒等を頼まないとサービスでジャスミン茶のポットを持ってきてくれます、小さなキャンドルで温めながらムードも演出
    大海老の塩卵ソース、あっさりしたから揚げの様なお料理
    信州牛の青椒肉絲、お肉の仕込みが流石プロです、歯応えを残しながら柔らかく、油はしつこさがありません
    信州野菜の黒豆炒め、全ての野菜がちょうど良い火入れで素材が活きてます
    〆の様な小籠包、生姜とお酢のタレで頂きます、黒酢に比べて爽やかな感じ

    全体的に油分、香辛料はかなり抑えめ、私はこれくらいの中華が好みです、食べやすいお料理が多いのと関係があるのか、夏休みの平日ですが中高年の方々で満席、フレンチやイタリアンが充実している軽井沢で、本格的で美味しい中華が頂ける貴重なお店です

    お洒落なカウンターで北京ダック等の仕上げをしていて、オープンキッチンの雰囲気も楽しめる

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  • 旧軽井沢の名店グルメ

    ・三笠ホテルのカレーも再現した本格ビストロ『パオム』
    ・ザッハトルテとコーヒーの名店『ぱいつぼおる』
    ・名品の宝庫『ジャムのこばやし』

    ランチに旧軽井沢銀座の入口近く、食事よりも手土産グランプリの軽井沢プリンで有名になってしまった『パオム』へ、ビストロを休業していた時期を経て再オープン、ランチ時でもカフェ利用OKで話題のプリンと飲み物だけをゆっくり楽しんでいる人も

    1階にテイクアウト専門のブース
    日本一のプリンが食べられます
    2階がビストロ
    アイアンとクリーム色のテラコッタのプロヴァンス風
    ランチメニューの看板
    ディナーのアラカルト、完全予約制
    ワンちゃん連れにテラス席も有ります

    別荘地として長い歴史のある軽井沢で、都会の名士たちの社交場となっていたのが『三笠ホテル』、軽井沢の鹿鳴館と呼ばれ現在は国の重要指定文化財として保存されていますが、2021年このブランドホテルを地域おこしに活用しようという動きが始まり、『パオム』でも伝統のレシピを再現、フランス帰りのシェフの工夫を加えて完成したカレーが食べられます

    甦った三笠ホテルのカレーとランチセットのサラダと冷製コーンスープ
    もう一つのランチセット、パテドカンパーニュとサラダセット

    カレーはスパイシーなのに辛さは穏やか、しっかり煮込まれたチキンは口当たりがよく、日本人の好みに合う味で、私も好きなタイプのカレーです
    パテとサラダランチは少しライトに見えますが、しっかり厚切りされたパテを2人でシェア、カレーの前菜のようで、バランスの良いランチタイムに

    壁にブルゴーニュの地図
    ポール・ボキューズのメニュー、シェフのフランス修行時代の宝物!?

    口コミにディナーはどれを食べても本格的だと、とても褒めている方々も、次はディナーでお邪魔してみたいと思いました

    旧軽井沢銀座でのお昼の後、美味しい珈琲とケーキのお店『ぱいつぼおる』へ、
    10年前に家族で訪れた時、こちらのケーキ『ザッハトルテ』にハートを射抜かれ、最近はダイエット中でカフェに行ってもケーキは頼まないのですが、こちらのザッハトルテだけは諦められずオーダーしてしまいます

    ウッディで蔦のからまる外観が印象的
    お店は中央に薪の暖炉が有る山小屋風
    オーナーの趣味だったのかバイクの部品がインテリアに
    サイコロ状の木にメニューが書かれています
    2年ぶりの出会い、待ち焦がれたザッハトルテ、程よいスポンジ感に甘さ控えめのクリームが絶妙

    ケーキのクオリティは言うに及ばず、珈琲も丁寧にドリップされていてとても美味しいです、後でオーナーに聞いてみると青山のパン屋さんで出会われたご夫婦で、プロのパティシエでは無かったそうですが、味は分かるので奥様がケーキを焼いてお店で出す様になったとか
    ウィーンを訪れた時名前の由来になった『ホテルザッハ』で、本場のザッハトルテを頂きましたが、こちらの方が美味しいと正直な感想を伝えると、今まで3回位そのように言われたと仰ってました、それぞれ得意なことで支え合うご夫婦のお店です

    旧軽銀座、とっておきのジャム屋さん
    軽井沢土産と言えば真っ先に浮かぶのがジャム、魅力的なジャム屋さんが軒を連ねる旧軽井沢銀座ですが、私が必ず立ち寄るのが銀座通りの奥の『ジャムのこばやし』
    明治時代から日本人と同じく、日本を訪れた海外の人たちに愛された軽井沢、それぞれの食文化を恋しく思うのは当然のこと、有名な老舗のジャム屋さんのほとんどが青果店を営業するかたわら、外国のお客さんのニーズに応えてジャムの製法を勉強し、改良を重ねてジャムの聖地として認知されるまでになったようです
    『ジャムのこばやし』の青果店時代にロシア人からジャムの製法を習い、当時の味を守りながら軽井沢でジャムを作り続けています
    店構えはこじんまりしていますが、定番のブルーベリーやリンゴの他に、プラムの一種である『レーヌ・クロード』(フランソワ一世のクロード王妃が好んだ事でこの名前がついている)、ルバーブ(野菜の一種)等珍しいジャムもあり、何度来てもまた新しい味に出会えます
    ネット注文も出来るのでお世話になった方に差し上げたたら、ご自身でも取り寄せるぐらい気に入ってもらえた友人もいて、普通のスーパーや百貨店等には置いていないレア感もあり、本当にお土産にうってつけです

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  • タリアセンと南軽井沢のグルメ

    ・蕎麦の名店『志な乃』
    ・ロードサイドにある個性的コーヒーの『丸山珈琲』
    ・カジュアルながら本格派フレンチ『メリメロ』
    タリアセンの案内
    ・モーニングやランチも楽しめる『CLOUD Nine』
    ・朝食も充実している日本食の名店『御厨』
    ・レイクガーデンにある『イレブンシス ティールーム』

    2026年夏 軽井沢グル巡り

    今年も避暑と旅行を兼ねて夏の軽井沢へ、この10年位毎年訪れていましたが、他の旅行が忙しく約2年ぶりの軽井沢です
    昨日まで猛暑の東京でしたが、いきなり気温が下がって軽井沢は羽織ものが必要な涼しさ、でも何時来ても気分を晴れやかにしてくれる空気感が有ります
    軽井沢の楽しみのひとつは、何回来ていてもまだ未発見の新しいグルメレストランを探し当てる事

    先ずは宿泊ホテル近く、軽井沢からタリアセン(塩沢湖)行きのバスに乗って、2年前には無かった『黒柳徹子ミュージアム』(黒柳徹子さんの衣装やコレクションの展示)経由、バス停・塩沢から歩いて3分、軽井沢バイパスのロードサイドのお蕎麦屋さん『志な乃』へ
    厳選された国内そばの実をその日に必要な分だけを自家製粉、そばの実を挽き分けることにより、さらしな蕎麦(蕎麦の芯だけの白い蕎麦)・ おらが蕎麦(蕎麦の中程を中心に挽いた蕎麦)・田舎蕎麦(蕎麦の甘皮を残して挽いた蕎麦)の三種類を、浅間山の伏流水だけで打ち上げた十割蕎麦のお店です

    ロードサイドの塩沢交差点の角、分かりやすい看板とお店
    日によってはかなり待たされる事も、並ぶ人用の長椅子
    メニューはスタンダードなお蕎麦が多い
    私はさらしなとおらが蕎麦の両方が楽しめる相盛り蕎麦
    主人は丸抜き蕎麦実(そば殻だけを取り除いたもの)を、お店で石臼挽きした自慢の逸品「石臼挽き蕎麦」、時間がかかるので数量限定

    鰹出汁の風味が強い蕎麦つゆにくぐらせると、どの蕎麦も歯応えと香りがしっかりとしていてそれぞれ良さが有ります
    日頃蕎麦はザラつきが感じられるぐらいの太めの田舎蕎麦が好きなのですが、ここのさらしな蕎麦は蕎麦の違う魅力を教えてもらいました
    軽井沢の周辺は高原野菜の本場なので、軽めに揚げた夏野菜も美味しかったです、中でも種を取らずにそのまま揚げていたピーマンは、種の苦味が逆に味わいになっていて、料理を作って30年以上立っても新たな食材の調理法を発見しました

    別荘地として発展した軽井沢、食通も多くそれぞれのテーマでグルメが楽しめるのもこの土地の魅力

    信州そばを楽しんだ後そこから歩いて5分、『千住博ミュージアム』の斜向かいに、やはり軽井沢発祥の有名店『丸山珈琲』の軽井沢バイパス店が有ります
    東京にも進出している『丸山珈琲』ですが、ホームページを読むとより良い珈琲を提供するために多方面の努力を積み重ね、地道に一歩ずつ現在のブランド力を築いていった歴史が感じられます

    それぞれの珈琲の風味や香りをフルーツや食べ物に例えたユニークなメニュー、中にはランチと同じぐらいのお値段の珈琲も
    スタンダードな珈琲を楽しみたい人向けのメニュー

    せっかくなのでやはり個性的な珈琲を頼んでみました、後でショップを拝見すると、頼んだ珈琲の生産者の顔写真も載っていました

    私はグアテマラのサンタ・イザベル、苦味とコクが強めです
    こちらが生産者のルイス・バルデスさん、ラテン系のおじ様です
    主人はボリビアのドン・カルロス、こちらもなかなか他では味わえない珈琲でした
    2人の生産者のお名前が載っていますが、Tシャツにプリントされたローマ字を読むと、多分写真の方が珈琲の名前にもなっている、カルロス・マリアカさんかと

    フレンチプレスで提供されるので1.5杯分ぐらい、少しお高いですがその分楽しめるので満足度は高いです、珈琲だけでなくフードメニューにも力を入れていて、8:00スタートという時間でモーニングから早目軽めのディナータイムまで、来店のお客様ファーストを感じられるお店でした

    軽井沢らしいペット連れの人も利用しやすいテラス席
    別荘地は基本クルマ移動なので、駐車場が広いのもポイントが高い

    シェフの信州愛を食するフレンチレストラン
    レストラン『メリメロ』の篠原シェフは小諸市出身、各地で経験を積みながら、約25年前地元信州の食材の豊かさや美味しさに魅了され、軽井沢で念願のお店を開業
    ホームページのブログを読むと食材探しに山に入りプチ遭難や熊との遭遇等、まるで探検家のようなエピソードを綴っておられて、探検家シェフの一皿をしっかり味わいたくなって、久しぶりディナータイムに再訪しました

    塩沢交差点から直ぐの別荘住宅地の中の一軒家
    アットホームなオープンキッチン

    ディナータイムはメイン1択か、フルコースのどちらかを前もって決めて予約、私達は前者です
    先ずはスパークリングワインと、フレンチに合うよう甘さを抑えた限定300本の巨峰ジュースで乾杯

    アミューズの「トウモロコシのエスプーマ」
    ポップコーンを乗せているのが、言葉通りポップです

    冷前菜の「レバーと信州味噌のパテ ルバーブとフランボワーズソース」
    柔らかめのパテとソースをトッピングされた米粉のお煎餅につけると和洋のコントラストが楽しい一皿に、ミョウガと山ウドのピクルスも名脇役としてよい仕事をしてくれています

    米粉と全粒粉のパン、米粉にする事であっさりした感じに

    温前菜の「鮎のコンフィ ナスと蓼酢・鮎の魚醤のソース」
    低温でじっくり揚げた鮎を最後に高温で仕上げ、ピスタチオや青のりを添えた一品、全部食べられますとの事なので全て頂きました、少し骨が当たる事も有りましたが、身はほろほろで香ばしく魚醤という調味料でアジアンテイストに、これも店名のフランス語でごちゃ混ぜというメリメロらしい一品です

    「スープドポワソン」
    フランス語で魚のスープ、ハーブの香りと魚の出汁で日本的な味のフレンチ、添えられているパルメザンチーズの薄焼きをスナックの様に食べたり、割ってスープ入れて味変したりと楽しめます

    次はメインの「アカムツのコンフィ ジュ・ド・ポワソン ヴェルベーヌ・サフラン」
    ハーブの爽やかな味とサフランの香りが白身魚と合っていて夏にピッタリです

    主人のメイン「豚フィレ肉のスカモルツァチーズ焼き 青りんごのソース」
    今回初めて知ったスカモルツァチーズはイタリアのモッツァレラをスモークしたのもの、野菜に乗せて焼いたり、そのままでも食べられるとてもポピュラーな食材

    このレストランの定番、ストウブで炊いた古代米の炊き込みご飯、高山根曲竹と豚足、この流れもメリメロ・ごちゃ混ぜです

    デザートは「信州サワーチェリーのパルフェ 抹茶チュイールと」
    クリーム感の強いアイスクリームと酸味が効いたチェリーのソースがコースの終わりを爽やかに締めくくります

    小菓子も軽井沢らしくお洒落

    予約時に一皿の量を少なめでお願いしましたが、それでも私達の年齢にはかなりのボリューム、最後のご飯はお持ち帰りをお願い出来れば嬉しいのですが、次訪れる時はリクエストしてみたいと思いました

    軽井沢2日目、昨日は断続的に霧雨が降って寒く感じるぐらいの天気でしたが、今朝は薄曇りの散策日和に、ウォーキングもかねて宿泊ホテルから近いタリアセン(塩沢湖)へ、タリアセンはケルト神話に由来して、「知恵者」であり芸術をつかさどる妖精「タリエシン」からきていて、その名の通り湖のほとりに文化的な施設が点在しています
    タリアセンはフォトスポットエリアがA〜Eに分かれていて、ゲートを入って左手に行くとローズガーデン(A)、まっすぐ行くと中の島からペイネ美術館(C)、薔薇は季節が終わっているのでエリアCから散策

    午前中の空いている時間に行ったのですが、開園9:00前既に人が並んでいました
    湖に向かうウッドデッキ
    中の島にかかるアーチ

    入口からまっ直ぐ歩いて橋を渡ると、レンガ色の木造建築にたどり着きます、こちらはフランスのパリの画家でデザイナーだったレイモン・ペイネの美術館、最愛の奥様との愛情あふれる絵を描き続けた作家です

    中の撮影は出来ないので、看板のペイネ作品を
    豪華な美術館というより、大きな鳥の巣箱の様な森にとけ込む建物
    お幸せそうなお二人
    美術館の完成時はお二人とも健在で、オープニングセレモニーに来られたとか、愛情表現豊かなフランスならではの銅像

    作風にあやかってペイネのラブラブな絵を待ち受け画面にすると想いが叶うという伝説が、意中の人がいる方はトライしてみて下さいね
    ペイネ美術館から湖のほとりを登って、ちびっこ広場(D)を通り過ぎると、エメラルド色の瀟洒な建物が見えます、旧軽井沢郵便舎だった建物をタリアセンに移築、現在こちらは『深沢紅子 野の花美術館』になっています

    こんな郵便局なら用事が無くても行きたい
    作品は撮影できませんが、1階の売店の商品群に作品の絵がプリントされているので、雰囲気が伝わるかなと
    少女の絵も好んで描いた女性画家で、「友人の顔をスケッチするつもりで花の絵を描く」、という味わい深い言葉を残しています

    もともと盛岡出身の方ですが、20年ぐらい堀辰雄の山荘を夏のアトリエにして、浅間高原の多くの野の花を水彩で描き、軽井沢に集う著名な文学者とも交流、その縁で本の装てんも手掛ける事が多かったとか
    その建物から少し下り気味に降りていくと、ジブリ映画『思い出のマーニー』の湿っ地屋敷のモデルと言われている『睡鳩莊(旧朝吹山荘)』があります
    アメリカ出身で名建築の数々を日本に残したW.M.ヴォーリズの設計で、当時の財界の重鎮・朝吹常吉の別荘として昭和6年に建てられ、その長女でありフランス文学者でも有名な朝吹登水子さんが、夏場を過ごすためこの建物を引き継いでいました

    水辺に映える別荘
    ご家族で暮らしていた時、特にお気に入りだったという薪の暖炉があるホール、この日は現代アーティストの越ちひろ展会場に
    横からの見た睡鳩莊、野の花を添えると軽井沢らしい趣が、映画のモデルになるはずです

    タリアセンのゲートを出て右手に進むと、浅間山のすばらしい眺めを望める塩沢湖畔で、軽井沢の豊かな文学世界を体験してもらう為に、昭和60年8月に開館した軽井沢高原文庫(B)が有ります
    100年以上前から日本の中の西洋と言われ、高原の避暑・別荘地として数多くの作家・詩人たちに愛され、同時に多くの文学作品の舞台となってきた軽井沢、その軽井沢文士村とも呼べる施設が点在しています
    最初に泥川という一級河川を渡った先に、作家・有島武郎ゆかりの建物『浄月庵』が見えます、エリート官僚で財界人であった父・武が、明治末期から大正初期に三笠に建てた別荘を譲り受け、1916年(大正5年)から毎年夏を家族と共にこの地で過ごしていましたが、後に文豪たちを魅了した美貌の女性編集者と道ならぬ恋に堕ち、45歳の時共に人生を終えた作家の終焉の場所となりました
    有島家は当時の財界、芸術家、芸能関係との縁戚関係が深く、親族も多方面で活躍した人材の宝庫だったようで、有島武郎の心中事件は知識人から、同情よりも「少女趣味」、「不正の死」との批判も多く、それだけ早すぎる死が悔やまれたのかも知れません

    泥川の名前の由来が分からない清流と溢れるような緑
    1Fはライブラリーカフェ「一房の葡萄」、2Fは有島武郎記念室として公開されています

    作家の作品名のカフェに立ち寄ろうとしたら、開いていませんでした、後で確認すると閉店中の3文字が、ホームページは良く読むべきでした
    その浄月庵から道路を渡った所に、旧軽井沢から移築した堀辰雄が愛した山荘、やはり移築された野上弥生子の書斎、前庭に立原道造”詩碑”、裏庭に中村真一郎文学碑が建立されているなど、明治・大正・昭和・平成と続く、軽井沢ゆかりの文学者たちの歴史を見ることが出来ます

    堀辰雄の山荘、軽井沢を舞台に薄幸なフィアンセとの別れを描き、映画化もされた「風立ちぬ」が有名
    「女性である前にまず人間であれ」と後進を叱咤激励した野上弥生子先生の書斎
    軽井沢高原文庫の展示資料館

    ちょうどこちらで軽井沢にアトリエを持ち、「軽井沢の山中独居で学んだものは計り知れない」と、この土地の魅力を語っていた日本画家・堀文子展を開催していました  
    81歳で代表作『幻の花 ブルーポピー』を描くために、ネパールの標高五千メートルの山々へ花のスケッチを敢行、その過労がたたったのか83歳の時生死の境をさ迷い、目覚めてから自分の細胞一つ一つが必死に生きようとしたとの名言を残しました
    その経験から微生物の活写に画家としての生きがいを見出し、100歳の命尽きるまで、生命の賛歌を描き続けた方です、絵画は詳しくないのですが代表作は美しいだけではない、花の荒々しい生命力を描いた傑作と、どなたかが書いていた事を思い出しました
    実際の絵は何処に行けば見られるのか調べてみましたが、私は見つけられませんでした、やはり幻の花なのでしょうか

    堀 文子展 いのちのつながりのポスター

    この日のランチは宿泊ホテルから歩いて5分の『CLOUD Nine』へ、去年オープンの新しいお店です、店名である“ CLOUD Nine “(クラウドナイン)とは、「最高に幸せな気分(有頂天)」という意味があり、これは第9の雲(積乱雲)が最も高い位置にあることから、「最上級の幸せ」を表すのだとか
    別荘や長期ホテルの滞在者には有難い、7:30〜10:00のモーニング、11:30〜15:00のランチ、7:00〜17:30カフェ、完全予約制で18:00〜ディナーに加えて、ケータリング・出張シェフ・キッチンカー・フードロス対策等を手掛けている、いつ休んでいるのですかと心配になるオーナーのお店
    ランチは本日のメイン・パスタ・キッシュの3択ですが、キッシュが無かったので、メインとパスタをオーダー

    お店は花に囲まれて軽井沢らしい
    ウェイティング中のお客さんが飽きない工夫にほっこり
    テラス席か店内かを聞かれて迷わずこちらへ、テラス席はこじんまりしていますが、軽井沢の風は何よりのスパイス、食事が数段美味しく感じます
    サラダとパンとスープが付いてきます、フォッカッチャが美味
    イタリアハーブのミートボール・サルシッチャのパスタ
    鶏もも肉のコンフィ、低温調理でジューシーな食感、野菜の鮮度は抜群です
    デザートはブラマンジェ・ミックスベリーソースとレモンのジュレを添えて、食後私はカプチーノ主人はエスプレッソ

    個人的な好みでもう少しアルデンテでオイリーなパスタが好きな私は、少し物足りなさが有りましたが、コース全体のバランスが良くとてもオススメ出来るランチです、カフェ利用も出来るので珈琲だけ飲みに来てもOKのクオリティでした

    軽井沢の里山に日本食のふるさとが
    お洒落な旧軽銀座やアウトレットから車で約10分、ホタルの里や地域の物産店が集まる発地市場からも近い場所に、とてもオススメの和食の名店が有ります
    ここは軽井沢の一般的なイメージとはまた違う自然豊かな里山、その中でできる限りお店の側で育てた野菜とカマドで炊き上げる、素朴で有りながら雑みのない和食を提供してくれるのが『御厨(みくりや)』

    築100年の古民家を移築した店内、主にファミリーが案内されるお座敷とテーブル席
    ペットちゃん連れ専用のテラス席、軽井沢らしい配慮も
    お店の裏庭の菜園
    中央の囲炉裏も味が有ります

    モーニングとランチ、それぞれ3択ですが一品料理もあって充実しています、私はシンプルに卵かけご飯セット、出汁が効いた根菜たっぷりの豚汁、湯豆腐、きんぴら、コロッケ、日本人なら喜ぶメニューのオンパレードです
    主人は信州味噌と出汁で味付けされている、朝のとろろ汁膳、オプションで卵を頼んでTKGも楽しめました

    お櫃に入れてくれる2人分のご飯は少しおこげも残っていて、若い人たちにも十分な量、充実した朝ごはんでエネルギーチャージ、軽井沢を楽しむスタートにピッタリのお店です
    (予約サイトは下記)

    御厨

    軽井沢の南にあるレイクガーデンの側にある『イレブンシス ティールーム』へ、ガーデンはヨーロッパ調のオブジェや店舗・ホテルが湖の周りに点在して、日本であることを忘れる素敵な場所、今まで2回ほど訪れているので、今回散策は割愛し次の予定時間まで軽井沢の風を感じていました

    入口が分かりにくいですが、店名では無くイギリス国旗とツインのウサギが目印
    渡り廊下からテラス席の景色
    直ぐ近くのショップ、イギリスやヨーロッパ調の小物のディスプレイが素敵
    イギリスティータイムの定番スコーンとエリザベス女王のミニチュア
    イギリス中世からの伝統菓子キャロットケーキ
    お洒落なティーカップを期待しましたが、シンプルな器とティーポット、お茶は美味しかったです
    キッチンの目隠しにも美意識を感じます

    軽食も充実していてランチの人が多そうでした、直ぐ隣に有名なブラッセリーもあるので、このガーデンが一番見頃を迎える薔薇の季節にまた訪れたいです

    多数の季節が共存する軽井沢の不思議
    軽井沢は標高が高く雨が多く、昼夜の寒暖差のある独特の気候で1日の中で季節が入れ替わり、晩春、梅雨、夏、秋の草花が並行して咲いている珍しい場所
    清涼な空気と水のおかげで花々が魅せる瑞々しい風情は、画家や作家の感性を呼び覚まし、インスピレーションを高める魅力があるのでしょう、その姿を最後にお楽しみ下さい

    シーズンは過ぎましたが名残のように咲いているベンジャミン・ブリテン
    紫に見えますが薔薇名はラプソディインブルー
    8月の初旬、こんなに紫陽花が生き生きと
    秋の七草、おみなえし
    同じ七草の桔梗
    花ではないですがキノコの山
    野菊だと思います
    でもやっぱり夏でした

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  • 元箱根のカジュアルレストラン

    ・レイクサイドの美食イタリアン『芦ノ湖テラス』
    ・オリジナルのうどんが美味しい『絹引の里』

    芦ノ湖畔で最も賑わっている元箱根には、遊覧船乗り場や土産物店などとともに、多くのレストランがあります
    そのなかで、カジュアルな二つのレストランを紹介します。

    お店から芦ノ湖が良く見えます
    バジルとアーモンドのトラパネーゼ、イタリア・シチリアの郷土料理パスタ
    てんぷらの様に見えますが三島野菜のフリット
    鮮魚のアクアパッツア

    地元食材を使ったオーソドックスな味のイタリアン、ピザやアラカルトメニューも好評で、夜も営業しているお店が少ない元箱根で使い勝手の良いお店です
    (予約サイトは下記)

    芦ノ湖テラス

    元箱根の鳥居が目印、ここから歩いて直ぐ
    入口にうどんの製法が刻まれた看板が、かなりのこだわりが感じられます
    一見蕎麦の様に見える絹引きうどん、細麺でもしっかりした腰があり濃い目のつゆと相性が良いです

    絹引の里
    神奈川県足柄下郡箱根町元箱根6-10
    0460-83-5151

    食事を終えて通りに出ると夏至近くだったので6時ぐらいまで明るく、箱根神社の水中鳥居を見ることが出来ました、この景色を見ると箱根に来たと実感します

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  • 大井町トラックス 鉄道とともに賑わう街へ

    人を運ぶ基地から交流する街へ

    大井町は明治以降、鉄道・工場の街として発展してきた歴史があり、JR東日本の説明では「鉄道車両工場から始まり、地域と共に歩んできた場所」との事、その場所に今年JR東日本が開発した複合施設『大井町トラックス(OIMACHI TRACKS)』がオープンしました
    1901年(明治34年)に大井町駅の前身である大井連絡所が設けられた後、1915年(大正4年)鉄道院の車両工場として大井工場が開設、さらに1967年(昭和43年)に電車の車両基地が整備され、現在東京総合車両センターと線路群があり、車両の検査修繕と山手線車両基地の役割を果たしてきました
    1927年(昭和2年)には目黒蒲田電鉄の大井町駅が開業、2002年(平成14年)にりんかい線が全線開業するなど、この駅の鉄道ネットワークが拡がりを見せる一方で、隣接している現在の大井町トラックスの土地には、鉄道施設に勤務する国鉄職員のための旧国鉄広町アパートがあり、その後の老朽化・耐震性の問題などから2013年に閉鎖・解体、広い空白地帯が残りました
    そこで品川区とJR東日本がこの広町地区のまちづくりについて共同検討を開始、その後UR都市機構も事業化検討に参加、テニスコートやサーフィンプールなどを備えたスポル品川大井町や、劇団四季のキャッツ劇場がオープンし、暫定利用だったその設備が2021年に閉館、品川区は「大井町駅周辺地域まちづくり方針」を策定、約6.1haについて土地区画整理事業が認可されました
    JR東日本は、都市生活共創拠点として、約5年の歳月をかけて商業、オフィス、ホテル、レジデンス、シネマ、コンファレンス、広場などを組み合わせた複合施設として大井町トラックスを整備し、大井町駅に新しい改札「トラックス口」 を設け、2026年3月28日に街開きが行われました
    「TRACKS」というネーミングは鉄道の線路=tracksを連想させ、明治以来続いてきた大井町を「鉄道の街」から「鉄道を核とした都市生活の街」へ変貌させ、現在も稼働する鉄道施設を背後に残したまま、その南側に新しい街を重ねるという、大井町らしい再開発が完成
    大井町トラックスの特徴は屋外の通路に沿って店舗が並ぶアウトモール型ショッピングセンター、流線型の屋根に沿って様々な店舗が並び、その周りにトラックスパーク、クロスプラザ、ステーションプラザという広場が配置され、車両基地という他では見られない風景と相まって独特の開放感を演出してくれます

    オープンしたばかりのステーションプラザ、既に都民の憩いの場に
    ホテルタワーとビジネスタワーの橋渡しのようなクロスプラザ、ウッディで和みます

    この再開発の中心のひとつになっているのが、駅直結26階建てのホテル・レジデンスタワーの5~13階と最上階のルーフトップバーを運営する『ホテルメトロポリタン 大井町トラックス』、メトロポリタンを冠する17館目になるJR東日本ホテルズの新しいホテルです

    この案内の改札「トラックス口」が目印
    改札を出るとホテルは目の前
    都会に有りながら自然を感じさせるというコンセプトのレセプションやラウンジ

    上記のコンセプトを感じるのか都内のホテルでありながら、家族連れの子供達が楽しそうに過ごしていてリゾートホテルの様な雰囲気がありました
    フロントは近代的なホテルらしく、スタッフもいますが自動チェックイン機が並んでいて、私達は慣れないので機械式のチェックインを受付の人にサポートしてもらいました
    部屋はグリーンやブラウンというアースカラーを使ったシンプルモダンなインテリア

    森小屋をイメージしたという室内
    角部屋から山手線の車庫が良く見えます
    あまり他のホテルでは見かけないシンク周り
    お洒落なブックマークもあります

    ラウンジサービスで飲み物が頂けるとの事で、荷物を整理してから降りていきました、暑かったので水分補給にモクテルをオーダー

    メニューはモクテル、グリーンティー、珈琲等
    向かって右がアップル系KOMOREBI、左がコーヒー系のCASCARAでホッと一息

    Suica等の普及で切符を切るという仕事が無くなりましたが、ラウンジのインテリアに切符の切り口(鋏痕きょうこん)の一覧表が、それぞれの駅で形が違うという事を初めて知りました

    ディナーの予約時間30分前に部屋を出て、『大井町 トラックス』の中を見学です、まず4階の中央部のスペースを占めているのは『サウナメッツァ大井町』、都心の新施設にサウナと不思議に思って調べると、中高年の娯楽というイメージから若い世代を中心に、「デジタルデトックス」、「マインドフルネス」、「疲労回復」等のニーズを満たす複合施設という認識に変化したようです
    大井町の車両からイメージした「トラムサウナ」や、希少な木でできた森の静寂を感じられるサウナ等、リカバリースパというコンセプトで重要な集客コンテンツへと変容し、高度情報化社会の中で心身を整えながら、より五感のリアリティを取り戻す場所へと進化した新業態です

    中には仮眠・コワーキングスペース、レストランも併設されていて長時間過ごせます
    人口に対するお寿司屋さんが日本一多いという仙台塩釜の人気寿司店『塩釜港』、安く美味しいお寿司が頂けるとの事、行列必至
    大井町の人気焼肉店『銭場精肉店』を誘致、ボリュームがあってコスパが良く、お肉好きの人は大喜びのお店だとか
    こちらはスペイン・メキシコ料理『リザラン』、ランチビッフェが人気

    3階は『TOHOシネマズ 大井町』と『シェアラウンジ』等の文化的な施設が大きなスペースを占めています、テレワーク~グルメ~観劇~スパ等一つ一つ大きく移動する必要が無く、シームレスに様々なアクティビティをこの中で軽やかに完結できるのも大井町トラックスの魅力

    最新の音響設備でより臨場感のある映画体験が出来る
    映画館隣のフードコート『WELLSIDE TABLE』、世代や好みが違ってもそれぞれ食事を楽しめるのがメリット
    お店のラインナップ
    日曜でもなかなか盛況のシェアラウンジ、仕事、勉強、読書に励む様子が微笑ましい、若者よ大志を抱け
    昔子供たちが楽しみにしていた夏休みのポケモンラリーイベント、今でも健在

    2階はカジュアルで小さめなお店と、アトレで定番のコスメショップ、アイウェア、スーパーが中心

    蔦屋とコラボのスターバックス
    戸越銀座の商店街で有名なライスボール・おにぎりの専門店『戸越屋』、意外といい価格でびっくり
    写真奥がとんかつの激戦区蒲田に本店がある人気店の『とんかつ檍(あおき)』、仕入れのお肉はもちろんの事、ころも、脂、お米、ソース全てにこだわった名店だとか、ここも行列が出来てました
    こちらは食べログ100名店、六本木の人気ブーランジェリー『L’Atelier du Pain』

    いろいろ魅力的なお店が沢山ありましたが、あらかじめ予約していた3Fの『トラットリア GONZO』へ、目黒駅近くの人気店がトラックスに出店、メニューは本店とほとんど変わらず、取り分けながらワイガヤと楽しむイタリアンらしい雰囲気で量も多めな感じです
    (予約サイトは下記)

    トラットリア GONZO
    テラス席も含めると95席、かなりキャパのあるレストランですが、18:00以降ほぼ満席、予約は必須です
    飲み物はブラッドオレンジジュースと赤のイタリアワイン、モンテプルチアーノ
    ホタテ貝柱の旨味とビーツの甘みをさわやかなレモンビネガーでまとめた彩り豊かなサラダ
    味わいの違う4種類のチーズのハーモニーを楽しめるピザの定番クワトロフォルマッジ、生地の耳まで美味しいと書かれていましたがその通りでした
    黒豚のグリリア(イタリア語でグリルの事)、炭火で一気に焼き上げているので表面は歯ごたえがあり香ばしく中はジューシー、フレッシュトマトとマスタードソースでさっぱりと
    少し見えづらいかも知れませんが、カウンター席の奥GONZOのロゴの下がピザ窯、多分お店のオープンからクローズまで、炭火が赤々と燃えています、この暑い中美味しいピザを焼いてくれるシェフの皆様有難うございます

    部屋で一服したらホテルのルーフトップバー『ザ トラベラーズハウス』へ、一度レセプションのある5階に降りてすぐ向かいの最上階直行のエレベーターに乗り込み数分、森の秘境をテーマにした緑の間を通り抜けて地上100mの空間へ足を踏み入れると、息をのむ東京の夜景が広がります
    テラス席を予約していて正解でした、昼間は35℃の東京も夜と地上から離れた事であまり暑さを感じません、心地よい夜風に吹かれてこの景色を存分に楽しめました

    この角度の夜景が特に素晴らしい
    こちらはカップルや少人数で楽しめるボックス席、4月撮影
    シャンパンで東京に乾杯
    一番上で光るのがスカイツリーの警告灯、時々色がブルーや赤に変わるのも興を添えてくれます
    4カ月前に撮った全景、スカイツリーと東京タワーの共演、車両基地が山手線のシンボルカラーのグリーンでライトアップ
    レストラン内の席からも夜景が楽しめるように設計されています

    お酒の飲める人もそうでない人も楽しめるように飲み物の種類は多種多様、お料理もしっかり提供してくれるのでディナー利用も可能です

    次の朝、部屋から山手線の出発前の整列を見る事が出来ました、東京の人の輸送の大動脈を担う鉄道のお仕事前の姿です、一台また一台と車庫から出かける姿を見ると東京の朝だなぁと感慨深い気持ちになります

    車庫に戻った夜の山手線の整列、ライトを消さずに停車するのでこんな景色になります
    今朝の山手線、この珍しい景色に鉄道ファンなら絶対テンションが上るでしょう

    朝食はホテルの『ザ テーラーヤード メインダイニング』へ、ヨーロッパの食堂車をイメージして、鉄道の旅を楽しんでいるような気持になってもらいたいとのコンセプトで作られたフレンチビストロダイニング

    テラス席もある店内
    車両基地を見ながらの朝食もおつです
    ビッフェの種類はそれほど多くないですが、サラダ、ホットミール、パン、果物、ジュースと一通り揃っています

    ビッフェとは別に世界の朝食を巡るをテーマに、ベトナム・日本・イギリスの三つのお料理から一つ選べます

    主人はベトナム朝食の定番フォーガー、現地で忙しい朝は家族で屋台朝食が定番、三食自宅で食事を取る日本の習慣はアジアの中では珍しいそうです
    私は日本の穴子飯、瀬戸内海の特に広島・宮島で食されるご当地グルメ

    ホテルの部屋によっては車両基地側の見晴らしの良い景色を望めない事もあるので、ダイニングに来れば必ず大井町トラックスらしい風景を見る事が出来きるのもこのレストランの魅力の一つ

    チェックアウトして、ランチ代わりにやはり目黒の人気店『レ ジュ ド ベベ(フランス語で赤ちゃんのほっぺ)』のパンを買って帰ることに、3階の奥にあると地図に載っていたので探しましたがなかなか見つからず、ディーンデルーカのカフェとショップの間を通り抜けた先にありました
    とても分かりづらいのですが、たどり着くと広々したショップとイートインスペースがあり、とても賑わっていました

    この看板を探してください
    朝食が充実しているとの口コミで、朝から行列が出来ています
    車両基地ビューのテラス席も
    パンの品ぞろえは豊富、とても迷います
    クロワッサンとパンオショコラ、ラザニア等自宅用に

    どのパンも流石のクオリティ、口コミで東京一美味しいと押している人も、近くに寄った際はまた買いたくなる名店の味でした
    麻生台ヒルズや高輪ゲートウェイの様に近未来都市の趣ではなく、新しい街でありながらエスカレーターを降りると、旧来の街中へそのままアクセスできるカジュアルさも魅力の大井町トラックス、出来れば一昼夜かけてプチ旅行気分のリフレッシュをお勧めしたい
    午前中空いている時間に映画鑑賞 → お好きなレストランでランチ → 来週の仕事の準備や情報整理 → ホテルにチェックイン → ホテルラウンジでゆったり → ヒーリングスパでデトックス → お好きなレストランでディナー → ルーフトップバーで夜景観賞 → 少し遅めのホテル朝食かパンの有名店でブランチ → ホテルをチェックアウトしたらショッピングを楽しむ
    次の週末、大井町トラックスでこんな楽しみ方はいかがでしょう

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  • 箱根宮城野と強羅のグルメ

    東京の梅雨明け宣言から数日、一気に災害級の暑さと言われる2026年の夏が始まりました
    避難するという表現がふさわしい高温の都心は少し歩くだけで足元がおぼつかなくなる位、サハラ砂漠の真ん中にいるような熱風に包まれます
    元々梅雨明け10日というこの時期は1年で一番暑い時期、前もって箱根へ避暑に行く予定を組んでいて本当にラッキーでした
    この暑さは箱根にも影響するのか、避暑地と呼ばれる仙石原も日中は連日30℃以上、避暑とも言えない気温ですが都心の暑さに比べればとてもしのぎやすく、暑さに弱い私は命拾いしているような気持ちです
    せっかくなので今回の箱根旅行でも、今まで行ったことが無いお店のグルメ探訪です

    ランチは箱根の人気店『ぱんのみみ』へ、以前週末に行ったらかなりの行列で諦めたお店ですが、今日は平日すんなり着席できました

    入口が少し狭いけれど、店の前に駐車場がある
    店内はオーナーの趣味の造花が多くメルヘンでかわいい

    何度もテレビで紹介されているので、入り口近くにサインや写真がいっぱい

    芸能人に詳しくないのですが森三中のおひとり?
    この人は流石にわかります、まいうー

    前もってこちらの名物を注文すると決めていたので迷いなくオーダー

    夏バテに効くとの事でお手製赤しそのジュース、さっぱりとした紫蘇の香りがグッド
    やっぱりこちらです、『ぱんグラタン』聞きしに勝るボリューム

    パン1斤を半分にカット(パンはやはり箱根の名店・渡辺ベーカリーのもの)、その真ん中をくり抜いてシーフードグラタンを入れ、たっぷりのチーズで焼き上げたもの、確かに多くのカフェや洋食のお店に立ち寄って来ましたが、このような豪快なメニューは初めてです
    周りのパンを手でちぎってシーフードのクリームソースのようなグラタンにつけて食べて下さいとの事、二人でシェアしても十分な量です、物珍しさもありますがパンは香ばしくグラタンも濃厚で食が進みます
    一見ならぬ一食の価値ありの箱根グルメ、口コミを読むとパスタやオムライスもなかなかのクオリティとの事、また今度違うメニューも楽しんでみたいと思いました

    アフタヌーティーも紫陽花づくし
    箱根の紫陽花巡りは強羅公園の紫陽花を楽しんだ後、公園内のサンドイッチ専門店『一色堂茶廊』へ、ランチでも紫陽花を楽しみました、期間・数量限定ですがあじさいアフタヌーンティー、行く前に予約をすると確実です

    サンドイッチは一人一種類選べます
    ティーセットの器はイギリスのバーレイ社、お皿はティファニー
    八角形のドーム型の店内はどこからでも公園の景色が望めます

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  • 箱根を彩る紫陽花(あじさい)を楽しむ

    山が虹色に染まる雨の箱根路

    一度は行ってみたかった梅雨の箱根路、何度も訪れていますが意外とこの時期の箱根を旅した事が有りませんでした、もちろんお天気には恵まれませんが、訪れた人達を七色の紫陽花が楽しませてくれるのがこの時期ならではの魅力
    箱根の深いグリーンを背景に雨に打たれる花々が、何処を切り取っても絵になる山の風景を演出してくれます
    先ずは旅のスタート地点、箱根湯本の早川のあじさい橋、元々違う名前だった橋が平成8年早川の環境整備を進めるタイミングで、箱根を代表する花の名前に改名されました
    紫陽花が如何に地元・箱根の人々に愛されているかが分かるエピソードです

    湯本でのグルメとカフェを楽しんだ後(その記事はこちら)、ガラスと本物の紫陽花の共演が楽しめる仙石原にある『ガラスの森美術館』へ 
    『ガラスの森美術館』は箱根の山と豊かな水を園内に取り入れ、イタリアのヴィラ風の建物が点在し、異国情緒とガラスの展示が美しくリピーターの多い美術館、私もとても好きな場所のひとつです

    入口に咲く?色褪せない七色の枝垂れ桜
    異国情緒あふれるガーデン
    有名な光のトンネル

    この時期の見所は1万5千個のクリスタルガラスのオルテンシア(イタリア語で紫陽花)と本物の花の共演

    晴れているとガラスのオルテンシアが虹色の光りを放ちます
    珍しい八重と円錐の形をした八重カシワバアジサイ
    この風景に溶け込むと野生の鴨も急にお洒落に見えます

    紫陽花のヨーロッパ名・オルテンシアはそのまま女性の名前にもなっていて、フランスルイ14世の治世で実質的宰相の地位にあったマザラン枢機卿の姪で、剣や銃を携える男装の麗人として名を馳せたオルテンシア・マンチーニ等が有名です
    もしかしたら小学生の頃流行した手塚治虫作品『リボンの騎士』のモデルかしら(年齢がばれますね)と思って調べると、宝塚歌劇団の舞台を見てインスピレーションを得てアニメ化されたようです、すべて日本のカルチャーから生まれた名作だったのですね

    徳島県の特産・藍色が鮮やかなその名も藍姫
    梅の花のような形が珍しいウズアジサイ、池の対岸にイタリア風のカフェレストラン
    花が終わった藤棚にクリスタルの簾
    早川を望むテラス近くにライトグリーンの群生

    園内のヴェネチアン・グラス美術館では当時の貴族たちを魅了した、門外不出のガラス工芸作品を見る事が出来ます
    中世ヨーロッパの東西貿易の中心地だったヴェネチア、ガラス工芸の原料が調達しやすい地の利を活かし、職人をムラーノ島に集め育成し、芸術的なガラス工芸品を作り出すことに成功しました
    緻密なレースガラスなどの精巧さと美しさは、現代のガラス工芸の技術者が知見を駆使して再現しようとしても出来ないと言われるほど、ロマンと歴史的価値に満ちています
    ヴェネチアに多大な利益をもたらすガラス工芸の技法は、その技術者達も含め島から出られないよう国の厳しい管理下に置かれていましたが、それでもその職人たちが連れ出され(多分密かに)ヴェルサイユ宮殿の鏡の間を造営したそうです
    人数も12人と分かっているので、ヴェネチアかフランスでしっかり記録が残っていたと思われる映画になりそうなエピソードです、撮影禁止マークを見て撮れないと思ったのですが、後で良く調べるとフラッシュをたかなければOKだったようです
    写真を撮り損ねてしまったのでここには載せられなかったので、ぜひ本物を見に行ってくださいね
    たまたま美術館で国際的に活躍する『アルベルト・デ・メイス』のヴァイオリンミニコンサートを聴くことが出来ました、知り合いの声楽家の方がヨーロッパ留学で石造りの建物でクラシックを演奏すると、その反響の妙で自分の声が急に素晴らしく聴こえて驚いたと語っていましたが、コンサートホールよりも距離も近くこの空間で共有される音楽が素晴らしかったです

    本人の写真はNGと言われたので会場の様子、音楽がますます美しく聴こえました

    中でもご本人が本当に美しい音楽ですと熱く語っていた、ピアニストのロルフ・ラブランドとヴァイオリニストのフィンヌーラ・シェリーの二人のデュオが奏でる名曲『ソング・フロム・ア・シーックレット・ガーデン』
    レクイエムを想わせるメランコリックな音色が、アルベルトさんの力強いビブラートに乗せられて会場に響き渡ると涙する方も、初めて聴いた曲なのですが本家の演奏がYouTubeにupされていたので、ぜひ聴いてみてください

    箱根路の二日目は強羅公園に紫陽花を訪ねてみました、大正時代から既に東京の避暑・別荘地として発展してきた箱根、そこに集う人々の交流の場所として1914年開園し100年以上の歴史があります
    強羅の急斜面を生かして作られた庭園は様々な花が咲き、季節ごとに来園者を楽しませてくれていますが、6月はやはり紫陽花が主役、入口の階段の左右から紫陽花の花が出迎えてくれている様でした

    珍しいツルアジサイ、岩に絡みつくように咲くのでその名の通りイワガラミと呼ばれ食用にもなるそうです

    この時期の一番の見所はローズガーデンから噴水池にかけての小道に、約300株の白い大輪の紫陽花・アナベルが咲き誇るアナベルロード
    アナベルは咲き始めのやわらかなグリーンから純白へと花開き、見頃を過ぎる頃には再び淡いグリーンへと変化する、そのうつろう花の姿がアナベルの魅力のひとつと言われています

    紫陽花は土壌の酸性度によって花の色が変わるので、同じアナベルだと思うのですが、時々ピンク色の花も有ります
    アナベルに似ていますがフレンチレースという紫陽花
    こちらはホワイトクリスマス、ネーミングに花への愛情が感じられます
    まだ薔薇も咲いていました、珍しい青薔薇系のノヴァーリス
    濃い紫が緑に映えます

    公園のお花を観て園内の『一色堂茶廊』(造園を手掛けた当時の第一人者の名前だそうです)へ、ランチの記事はこちらです

    ランチの後は強羅駅から紫陽花お花見列車に乗車しました、大平台まで線路の両側に群生した紫陽花を見ながら走ります

    走りだすと早速白、ピンク、水色の花々
    列車のスピードが速く、シャッターチャンスが難しい
    各駅には鉢植えの珍しい花も
    名前が分かりませんが、可憐な蝶が集まったような紫陽花

    大平台で降りると「あじさいの小径」という散策路が有り、とても背の高い紫陽花が線路際に咲いていて、都会の道端の可憐な姿とは違う生命力を感じました

    大人の背の高さほどの見上げるような花の群生
    こちらは赤とレッドパープルが鮮やかで情熱的な紫陽花
    鉄道ファンが喜びそうな一枚
    箱根登山鉄道の勾配は日本一

    何故箱根にこれほど多くの紫陽花が咲くのかと不思議に思って調べてみると、始まりはとても実用的な目的だったそうです
    河津桜の様に一人の篤志家の情熱がその地域を花の里へと変貌させたようなエピソードがあるのかと想像していましたが、登山鉄道の線路際に盛り土が多く、雨で流されるのを防ぐために幾つかの候補の中から紫陽花が選ばれたという事です
    鉄道のスムーズな運航の為の紫陽花の植栽でしたがその美しい風景が評判になり、シーズン前になると社員総出で草刈りや紫陽花のメンテナンスを行うことで、今では箱根の大切な観光資源となっています
    今回は見られませんでしたが、夜のライトアップで花を鑑賞できる列車も運行されるので、ここでしか見られない美しい景色を是非楽しんで下さい

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  • 箱根湯本の豆腐料理と老舗カフェ

    季節を変えると違う楽しみが有る箱根グルメ

    車でも電車でも箱根への出発点になる箱根湯本、早川の流れに何時も癒されますが、箱根の山そのものが独特の気候のおかげで豊かな水源になっていて、山そのものが広大で高性能な浄水装置、美味しい水は箱根のもう一つの大切な資源です
    その水源を生かして造られる美食の数々、特に水の美味しさがダイレクトに料理の味に影響する、手打ちそばや豆腐の名店が点在しています
    湯元で頂いたのは豆腐・山芋料理専門店の『知客茶屋(しかぢゃや)』、1938年湯宿として創業した老舗です
    名前の由来は禅寺で来客を接待する役僧のことを「知客」と言うそうで、お「客」様が何を望んでいるか「知」ると言う意味で『知客茶屋』と名付けたそうです
    今は旅館を閉めて茶屋として営業していますが、約90年の老舗の徹底したお客様ファーストの哲学で箱根湯本にしっかり根付いています

    老舗の趣を感じる入口
    旅館時代の看板が掲げてある店内
    平日限定メニューはこちら

    向かって右が生湯葉の刺身、左がワサビ味噌奴、胡麻・わさび・白みそのたれがかかっていますが、この組み合わせが濃い目の豆腐と合います

    次はこのお店のスペシャリテともいえる早雲豆腐、早雲寺の住職より聞いた精進料理にヒントを得て、混布だしの中で温めた木綿豆腐を引き上げ、温かいうちに田舎味噌で味付けしたとろろをかけています、初めて食べたお豆腐料理ですが専門店の心意気を感じた一皿

    次は海苔の上にすりおろした山芋を乗せ醤油で焼き上げた山芋磯辺焼き、おやつ感覚で家でも出来そうですが、良質な山芋が手に入るご当地ならではの美味しさです

    次は豆腐ステーキ、とろろ、麦ごはん、ステーキは淡白なお豆腐をバター焼きにしていて意外とコクがあり、とろろもかなりのボリュームでとても満足感がありました

    予約もできますが少し高めのコース料理からになるので、私達は予約せずに11時開店ちょうどに行ってすぐ座れました、道路を挟んで向かいのお店がお蕎麦の人気店の『はつ花』、お店を出るとこちらは長蛇の列、『知客茶屋(しかぢゃや)』もとてもオススメなので是非立ち寄ってみて下さい

    食事を終えたらまた川を渡って街の中心戻ると、こちらも箱根の老舗喫茶店『ユトリロ』へ

    コーヒー一杯が800円からとちょっとしたランチ価格ですが、自家焙煎したコーヒー豆を注文してからを挽き、箱根の湧水でドリップ、写真のような器に入れて持ってきてくれます、1杯半ぐらいと考えるとこのお値段でも納得でしょうか、もちろん美味しいコーヒーでした

    お食事にも力を入れていて、スタッフ達と顔見知りのようなお客さんがランチを楽しんでいました
    店名にもなっているユトリロの絵を中心に、オーナーの趣味で収集された絵画が飾られています

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  • 足利フラワーパークとグルメ

    天下人の郷は花と学びの里

    4月は奈良の桜巡礼でしたが、5月は藤を観に足利フラワーパークへ、奈良吉野の記事はこちらです
    時間差で咲くように大藤のピークが過ぎても、様々な藤を楽しめるとの前情報だったので、混雑を避けてゴールデンウィーク明けに旅行計画を立てていました
    でも残念ながらやはり温暖化の影響なのか、藤の満開はゴールデンウィーク前で、今回はほとんどの藤が終わっていました
    それでもフラワーパークの名前通り、園内は薔薇とクレマチスが満開、見応えの有る花々の姿を楽しむ事が出来ました、それぞれの品種に名前や出身地の記載があって、一つ一つの薔薇に歴史や育てた人の思いが伝わって来ます

    インスタ映えする薔薇庭園
    クリーム色の白に淡いピンクがはかなげなマチルダ
    モーリス ユトリロに捧げられた薔薇、他にセザンヌやシスレーという画家の名を冠した薔薇もあるそうです
    黄色が眩しいほど鮮やかゴールドバニー
    ローズ・ポンパドゥール

    ローズ・ポンパドゥールはフランス革命前夜のルイ15世の治世で、王の寵妃でありフランス宮廷のファッションリーダーだったポンパドゥール夫人が好んだピンク色の花を咲かせる事で、この名前になったようです

    花のピラミッド
    晴天だと結構暑いので、ストロベリーティーで一休み

    薔薇と同じ季節に咲くのでイギリスでは薔薇をキング、こちらをクイーンと呼ぶクレマチス、日本ではカザグルマと呼ばれていた花が、江戸時代ヨーロッパに渡り、品種改良を重ねて大輪の花となり、再び日本へともたらされ総称『クレマチス』と呼ばれているようです、日本を飛び出しグローバルな経験を積んで大きく成長し、故郷に錦を飾った花のサクセスストーリーです

    一般的イメージはこちら
    薄紫が素敵
    同じクレマチスでもとてもゴージャス

    クレマチスの花言葉は『旅人の喜び』、その花言葉からインスパイアされたのかはっきりした資料はありませんが、復原された赤レンガの東京駅丸の内駅舎について勉強する機会があり、ドームの天井を彩る彫刻にクレマチスの花が採用されていました

    列車の車輪もイメージできる中央のクレマチスの彫刻

    足利フラワーパークは当地の名士が庭に大藤を植え、その藤を近隣の人たちに鑑賞してもらおうと『早川農園』として開園、その後パーク整備に膨大な投資をしましたが、花の季節以外来園者が少なく何度も倒産の危機に直面しました
    その度にここでしか見られない地域に根付いたオンリーワンの感動を目指して、質の高いサービスを社員全員で創意工夫を繰り返し、今では2014年にアメリカCNNが「世界の夢の旅行先10カ所」(日本としては唯一)として取り上げられ、国内だけでなく世界中の観光客をも魅了する一大観光施設となっています
    因みにこの時一緒に取り上げられた旅行先に、アマルフィ海岸の教会ホテル、オーロラ観測が出来るフィンランドのガラスドームホテル、世界最大のサンゴ礁グレートバリアリーフのヘイマン島等があります
    ここは大藤だけでなく早春の梅、チューリップや桜、藤が終われば薔薇、クレマチス、菖蒲、睡蓮と季節ごとの花で来園者を楽しませ、夜はイルミネーションが園内を幻想的に彩ります、今回大藤は見逃しましたが、また是非訪れたいと思う花の里でした

    足利は名前の通り源氏の末裔で関東武士の一族足利氏の出身地、日本で初めて武家政権を樹立した源頼朝と共に平氏を打倒、反幕府の承久の乱の時は幕府軍の中心となって戦さを勝利に導き、源氏が途絶えた後実権を握った北条氏と幾重にも婚姻を結び、有力氏族として鎌倉幕府を支え続けます
    しかし鎌倉政権が求心力を失うと、元々は主家筋源氏の出身である足利氏は北条氏に反旗を翻し、天下人として足利室町幕府を樹立します、京都を拠点とした足利幕府ですが、鎌倉幕府が滅亡した後も関東武士の中心地・鎌倉は重要な場所でした
    尊氏の次男が鎌倉公方として関東を押さえましたが、代が進むにつれ独自色を出して本家と対立、応仁の乱の前後になると関東武士もそれぞれ主君を変えて勢力争いが絶えなくなり、関東の足利氏は古河の地での公方職を最後に歴史の中へ消えていきます
    また武力だけではなく学問も重視する文化があった足利、室町時代には学徒3000人、明治維新まで続いた日本初めての学校『足利学校』が創設された場所、当時としては珍しく身分を問わず向学心があるなら入学が許可され、儒学だけではなく易学、史学、医学を自学自習とディベートを通して複数の領域を学び、実社会の問題解決を図る現在のリベラルアーツ大学のような学問所だったようです、源氏から足利、関東武士と足利学校の詳しい記事はこちらです
    徳川家康に重用され、江戸幕府創生期の参謀のような役割を果たし、齢100歳を超えて三代将軍家光の治世にも影響を与えた、日光東照宮の立て役者・天海僧正も、10代の頃この足利学校で学んでいました、日光東照宮の記事はこちら

    この足利学校から徒歩8分、美しい風景とグルメはいつもセットの私達は『京かのこ』でランチを楽しみました

    看板は小さめ、お店はビルの2階にあります
    すべて個室で昼夜共に予約のみの営業
    足利の支援学級の課外活動のブドウ畑から始まり、サミットやファーストクラスに採用されるまでになったココファームワイナリーも楽しめます

    まずはカリフラワーのすり流しと焼きゴマ豆腐、カリフラワーは西洋料理の食材というイメージですが、あっさりとした日本の出汁との組合せはなかなかのアイデア、焼くという調理法は初めてのゴマ豆腐、表面を少し硬さが出るぐらいに焼き上げ、煎りごまをふんだんにかけてさらに香ばしく、そこに練りゴマも加えるという一皿にゴマの美味しさすべてを凝縮したような一皿

    お造りはインドマグロ・スミイカ・シマアジ、出汁のジュレを添えて、お醤油だけだと味が平凡になりますが、ひと手間かけてさらに味わい深くなっています

    口取りは定番の玉子焼き、巻海老、穴子と青椒、山ウド、竹の子等の旬の野菜が縞模様の様に並びます、野菜はすべてがちょうど良い歯ごたえに調理されています

    ハマグリのしんじょう、蓬麩、木の芽おろし、海の幸と山の恵みの両方が頂ける嬉しさ

    山菜とちりめんの炊き込みご飯、山ウドと大根の漬物、豆腐とほうれん草の味噌汁、一つ一つ土鍋で炊いたご飯は日本人の郷愁を誘います、山菜とちりめんの組合せも絶品

    ほうじ茶アイスとコーヒー、どちらも焙煎系の味で食後の満足感をさらに高めてくれました

    味付けは全体的に優しく、京料理よりも素朴な和食という感じですが、一品一品とても丁寧に作られていて、足利の花を観賞した後ゆっくりとグルメが出来るオススメのお店です

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