大和魂は伝統と進取の精神
昔の都、奈良・京都を訪れるとどちらも古くからある生活文化を大切に守っていると感じますが、新しい物を取り入れて自分達の生活と上手に融合してしまう柔軟性にはっとさせられます
2日目のランチの『Café ことだま』は、約200年前の造り酒屋をリノベーションした建物、この地域が古い町並みが残る保存地域のようです、


メニューはことだまランチとハンバーグランチ、ことだまランチは数量限定、11:00と11:30スタートのみ予約可なので早目の予約をオススメします
私達はことだまランチ、鶏のから揚げ・五香たれ、菜の花のレモンポテトサラダ、ひじきと野菜のナムル(韓国風ですが和食と親和性が高い)、お好焼き風オムレツ、厚揚げのピサ風(厚揚げの上にピザソースとチーズ、これもありです)、おかずみそご飯、ほうれん草と新玉ねぎのポタージュ、それぞれ他では無いような面白い食材の組み合わせと料理法、でもよくまとまっていてとても満足度の高いランチでした

大和野菜よりもっと近隣の地物食材を使うというコンセプトで、とても成功していてインバウンドからの人気も高く、お店の人たちが片言の英語で接客を頑張っている様子に、大陸文化をいち早く取り入れた先祖のDNAを感じさせる姿も微笑ましい
デザートは『くるんドーナッツ』をオーダー、オーナーの愛猫のしっぽがドーナッツのような形をしていたのでこの名前を命名、明日香村の果物、地元のほうじ茶やコーヒーを練りこんだ人気スイーツ


飛鳥の大地を頂くイタリアン
2カ月前の同日9:00~予約スタートのミシュラン一つ星、明日香の人気イタリアン『ダ・テッラ』、時間ピッタリで電話をかけて予約出来ました
ホテルから車で15分ぐらい走ると、周りには何もない田園の中にナビが案内してくれるので、車を止めて辺りをうかがうと店名が無くこんな暖簾だけがかかっています

暖簾を潜ると旧家のようなたたずまいと、謎のヒキガエルちゃんの置物に怖気づきますが、ここであってます、JR東海のいざいざ奈良キャンペーンに登場したお店です(入口に鈴木亮平さんのポスターが貼ってありました)



シェフと奥様で運営していている様子、その人手の少なさゆえかテーブルの引き出しを開けると、カトラリーが準備されていて、料理に合せて右端のスプーンでお召し上がりくださいと、一皿ごとに教えてくれます
普通のレストランのようなメニューが無く、すべてお任せコース、その内容もメインで使う食材だけが書かれていて、どんなお料理か想像しながら待つ時間もコースの楽しみの一つ

一皿目のセロリ、セロリのコンポートと水だこ・セロリと八朔のグラニテを添えて、八朔の酸味を調味料として使っていると思われます、セロリの香味野菜の個性がシンプルな水だこと調和してさっぱりしたアミューズ

二皿目の人参、塩のみの人参ポタージュ・赤ニンジンのピクルスと炙った貝柱・いりごま(自家製と思われます)と一緒に、余分な手間をかけない素材勝負のスープ、潔いです

三皿目の大地から、こちらの店名にもなっている『ダ・テッラ』(イタリア語で大地から)、自家農園の二十種類の野菜を、採れたてのまま、焼く、煮る、炒める等一つずつ素材に合わせて、最適な料理法で下ごしらえ、それを一皿にまとめてサラダ仕立てにしたお店のスペシャリテ、ビーツと枇杷のビネガーソースをドレッシング代わりにかけて頂きます

四皿目の小麦、全粒粉パスタと干しエビとキャベツのアーリオオーリオ、パンも同じ小麦で焼かれています、どちらも少しざらついた食感が逆に良い味わいに

五皿目・春菊、ヒラメのソテーの上に春菊とホタルイカをソースとして乗せ、食用キンセンカと春菊パウダーを添えて、早春の味わいが広がります

六皿目の里芋、里芋をラビオリの具材として、地元の合鴨と自家製の味噌とふきのとうをソースに仕上げたパスタの二皿目、ふき味噌は和食で時々食べますが、意外な食材のコラボは大成功です

七皿目の月桂樹、ローリエのグラニテ、温めたシロップに月桂樹の葉を沈めて香りを移し冷ましてから作ったもの、香りが素晴らしくメインの前の小休止

八皿目の大和牛、イチボのマスタードソース・新玉ねぎのソテーを添えて、大和牛は奈良県のブランド牛、小高い山に囲まれているので牧畜に適した県東部の東中山で主に飼育されています
650年の孝徳天皇の時代に大陸から牛乳が伝わって、700年には『蘇』(チーズのようなもの)作られていたとか、当時の飛鳥は食文化の先進地域でもあったのですね

9皿目は米、こちらは想像通りリゾット・スモークシラス、お好みでオリーブオイルをかけてくださいとの事

10皿目はさつまいも、焼きいもとカスタードを桜葉で巻いて薄皮で揚げたスイーツと桜のジェラード、一見春巻きのように見えますが面白い組み合わせ

とても充実した内容のミシュランらしいしっかりした個性のあるイタリアン、こちらもとてもおすすめ、私達には少し量が多かったような気がするので、今度訪れる時は前もって一皿ずつの量を少なめでとお願いすると良いかなと思いました











































































































































































































